『チーム・バチスタの栄光』 (上・下) 海堂 尊
お薦め度 : ☆☆☆☆
2009年2月17日讀了
遲まきながら、讀んでみた。
讀み始めて、これのどこがこんなに評判が良いのだらうと思つた。
醫療ミスなのか、惡意の存在する「事件」なのか。
その調査をするために、主人公・田口公平が關係者にヒアリングをする。
正直云つて、少し退屈だつた。
ところが下卷に入つて事態は一變する。
厚生勞働省から派遣された白鳥圭輔の登場である。
こいつがまたとんでもないキャラクタの持ち主で、論理的思考能力がずば拔けてゐることを除けば、まるで幼稚園兒のやうな振る舞ひをする。
いや、さう云つては幼稚園兒に失禮だらう。
なにしろ、こいつは確信犯なのだ。
相手が怒るだらうといふことを知りながら相手を怒らせる。
身近にゐたら毆つてしまふだらう。
事實、關係者のひとりに毆られてゐたが・・・
この小説にもし白鳥といふキャラクタが登場してゐなければ、まつたく評價は變つてゐたに違ひない。
ストーリーだけであれば、ミステリとしては一級品とは云へないのではないか。
それでも、白鳥・田口の「ホームズ・ワトソン」コンビに惹かれてしまひ、私はこの作者の他の作品をネットで注文してしまつた。
なんだかんだ云つても、作者の術中にはまつてしまつたらしい。
お薦め度 : ☆☆☆☆
2009年2月17日讀了
遲まきながら、讀んでみた。
讀み始めて、これのどこがこんなに評判が良いのだらうと思つた。
醫療ミスなのか、惡意の存在する「事件」なのか。
その調査をするために、主人公・田口公平が關係者にヒアリングをする。
正直云つて、少し退屈だつた。
ところが下卷に入つて事態は一變する。
厚生勞働省から派遣された白鳥圭輔の登場である。
こいつがまたとんでもないキャラクタの持ち主で、論理的思考能力がずば拔けてゐることを除けば、まるで幼稚園兒のやうな振る舞ひをする。
いや、さう云つては幼稚園兒に失禮だらう。
なにしろ、こいつは確信犯なのだ。
相手が怒るだらうといふことを知りながら相手を怒らせる。
身近にゐたら毆つてしまふだらう。
事實、關係者のひとりに毆られてゐたが・・・
この小説にもし白鳥といふキャラクタが登場してゐなければ、まつたく評價は變つてゐたに違ひない。
ストーリーだけであれば、ミステリとしては一級品とは云へないのではないか。
それでも、白鳥・田口の「ホームズ・ワトソン」コンビに惹かれてしまひ、私はこの作者の他の作品をネットで注文してしまつた。
なんだかんだ云つても、作者の術中にはまつてしまつたらしい。
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妹が経費で(笑)買ったのと続編の続編「ジェネラルルージュの凱旋」に好きな俳優さんが出るので予習で読みました
読むのは楽しいです
白鳥と作者の罠です
しかし、映画やドラマは見てはいけません
世の中でよくある改変がなされていてがっかりするでしょうから
私はすでに「うわ、こんな展開原作にないぞ」という思いで3月7日公開の映画を見てきます;;
堺雅人さんが出なきゃ見ないー(笑)
けふ、3作注文しました。
うち2作はこのコンビの話らしい。
期待してゐます。
白鳥、身近にゐたら絶對に毆つてます(笑)