仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『八號古墳に消えて』 黒川博行

2004-04-06 19:54:34 | 讀書録(ミステリ)
八号古墳に消えて

東京創元社

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著者名 黒川博行   発行年(西暦) 2004  
出版者 創元推理文庫   値段 600-800円  
お薦め度 :☆☆☆☆


「黒マメコンビ」シリーズ第3作。
1988年9月刊行。


今度の舞臺は考古學界。
遺跡發掘と大學のポストを巡る連續殺人事件である。

第1作からいへることではあるが、
この作品では、マメちやん=ホームズ、黒木=ワトソンといふ性格が一段とはつきりしてきてゐる。
ただしホームズとは云つても、超人的な推理力を前面にだしたものではなく、
むしろ漫才のボケがマメちやんでツッコミが黒木と云つたはうが適切かもしれない。

大阪弁によるオモロイ會話が全篇を通じて樂しめる。


2004年2月9日讀了

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