
膳所駅から京阪に乘つて石山寺へ。
地元の女子高校生たちがいかにも素朴で、美しかつた。
地方色豐かな列車の旅。
と云つても、たかだか15分ほどだつたけれど・・・

驛を降りて、「石山寺」といふサインに導かれて歩いてゆくと、あ、大根!
大根が干してあるのを見るのは、とても久しぶり。
最近はなかなかお目にかかれない光景だ。

大根の次は柿。
たわわに實る柿を見るのも、これまた久しぶり。

「源氏物語千年紀」などいふイベントのサインが興醒めだつたが、石山寺の山門に着いたら、私の機嫌もなほつた。
觀光バスが何台か停まつてゐたが、京都の觀光スポットほど人はたむろしてゐない。

山門をくぐつてすぐ左手のところにある建物の屋根。
屋根瓦に狛犬が乘つてゐた。
表情がなかなか剽輕で良い。
鬼瓦の代りをしてゐるのかもしれない。

あ、また出やがつたな、「源氏物語千年紀」!
確かに石山寺は紫式部に縁があるけど・・・
こんなことせんでもええやん。
だいたい、「Genji」なんてアルファベットを使つてデザインする感性が氣に入らん。
これで廣告會社にどれだけ金を拂つたんだらう。
ああ、アホらし。
<使用カメラ> 「 Canon IXY DIGITAL 800 IS 」
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