「源氏物語千年紀」の妙な飾付けのお蔭で氣分が盛り下がつたけれど、前方に三重塔が見えて來て、またもや機嫌がなほつた。
石山寺の紅葉は思つてゐた以上に綺麗だつた。
塔の手前の岩が名前の由來らしい。
なるほど、石山であることよ。
石山寺は山寺だ。
つまり、山のなかに寺が作られてゐるため、お堂が平面になく、寺域が立體的になつてゐる。
本堂に辿り着くまでに、少しばかり石段を登らなくてはならない。
お蔭で、本堂からは、このやうに紅葉を眼下に眺めることが出來る。
かういふのも珍しい。
こちらも本堂の敷地から、眺め下した景色。
これは、塔の近くの岩。
苔むした岩と、その割れ目に積もつた紅葉。
さまざまな色のもみぢの竸演。
ストロボが光らせてしまつたら、偶然、こんな寫眞が撮れた。
ふだんはストロボをオフにしてゐるのだが、かういふ寫眞が撮れるのなら、これからは使つてみようかな。
月見台だつたか、觀月台だつたか。
ここから月を眺めたら、さぞや素晴らしからうなあ。
紅葉の「ひとり時間差」。
ひとつづつの葉のそれぞれのグラデーションが綺麗。
<使用カメラ> 「 Canon IXY DIGITAL 800 IS 」
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