ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ ： 内藤大助が４度目の防衞

ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ。
チャンピオンの内藤大助と挑戰者・山口眞吾の對戰。
結果は１１Ｒでチャンピオン・内藤選手が山口選手をＴＫＯで降し、４度目の防衞に成功した。

とあるポイントサイトでコイン１０枚を賭けて、内藤選手の勝利を豫想してゐた。
當然、内藤選手を應援するつもりだつたのだが、いざ試合が始まると、いつの間にか山口選手を應援してゐた。

１Ｒから兩者とも一歩も引かずに打合ふといふ、敢鬪精神に溢れた試合だつた。
挑戰者の山口選手はチャンピオンのいいパンチを浴びながらも、カウンターを狙ひつつ、前に出る。
打たれ強いといふか、根性があるといふか、素晴らしい挑戰者魂だ。

ポイントは４Ｒ終了時も８Ｒ終了時もチャンピオン。
通常なら９Ｒ以降は無理をしないところだが、内藤選手は前に出續けた。
判定で勝たうなどといふ考へは、まつたく腦裏になかつたに違ひない。
ファンの皆さんに喜んで貰へる試合をしたいといふ、試合前のコメント通りだつた。

挑戰者もチャンピオンもじつに見應へのある試合をしてくれた。
やはり挌鬪技はかうでなければ！
Ｋ１の武藏選手（まだ現役だつたつけ？）には、彼らの爪の垢を煎じて飮ましてやりたいものだ。

リングサイドで熱心に見てゐた横綱・白鵬も、かういふいい試合を見て、さらに氣魄の籠つた相撲を見せてくれるに違ひない。