
靖國神社 。
いはずと知れた、英靈を祀る神社である。
祖國に殉じた英靈を祀ること、その英靈に感謝を捧げること、これは戰爭反對の立場に何ら抵觸するものではない。
いまの平和な日本に生きるひとりの日本人として、是非とも參拜したいと思つてゐた。
以前、夜に來たことがあつたのだが、その時は拜殿前の門(神門)が閉ざされてゐて、參拜出來なかつた。
今度こそ、ちやんと參拜するぞ。
押上の 東京スカイツリー から、淺草の 淺草寺 、そして御茶ノ水の 「穗高」 。
ここに至るまで、かなり歩いてゐる。
しかし、まだ、さらに歩く、歩く、靖國神社まで!
御茶ノ水の驛前から、明治大學の前を通つて、駿河台下へ。
靖國通りを神保町交差點に向かつて、ぶらぶらと歩いた。
神保町 といへば古書街として有名だ。
私も浪人時代、ヒマにあかせて、よくこのあたりを歩いた。
書泉グランデ はタダで涼める憩ひの場だつたし、 悠久堂書店 で山の本を立ち讀みしたり。
30數年前にお世話になつた書店が今もちやんとそこにあることで、ほつと一安心。
神保町交差點を過ぎて、さらに西へ向かふ。
首都高をくぐるあたりから、右手前方に大きな鳥居が見えてくる。
靖國神社の大鳥居(第1鳥居)だ。(トップの寫眞)

大鳥居をくぐるつてしばらく行くと大村益次郎の銅像がある。
そこを過ぎると、第2鳥居が見えてくる。

第2鳥居と神門。
以前に來た時は、この神門が閉ざされてゐた。
この第2鳥居の手前、道に面したところに、「下乘」の札が立てられてゐる。
乘り物から降りろといふ意味だが、外人觀光客にはわかるはずもなく、自轉車を乘入れてゐた。
警備員が慌てて笛を吹きならし、「You can't ride a bike here!」とか云つてゐた。
英語の立て札も必要かも。

神門をくぐると、中門鳥居と拜殿が見えてくる。
いよいよ參拜だ。

帽子を取つて、2禮2拍手1禮。
參拜を終へて、ふと横を見たら、若い人がきちんと帽子を取つて參拜してゐた。
若い人といへども、靖國に參拜するやうな人は、きちんとしたものだと感心した。
まだまだ日本も捨てたものではない、のかも。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます