目が醒めたら、4時半だつた。
何時に眠つたのだらう。
昨夜は、「熱血!タイガース黨」を觀て、PCの前に行つたら、ノートンがスキャン中だつた。
これが始まると終はるまでに2時間は何も出來なくなる。
仕方ないので、リビングに戻つて座椅子で「項羽と劉邦」を讀んでゐた。
遠くのはうで、「お風呂あがつたよ」といふ嫁はんの聲が聞こえたやうな氣がする。
といふことは、その時點ですでに眠りに入つてゐたといふことか。
ともあれ、いままで眠劑に頼らなければ眠れなかつたのに、眠れるやうになつた。
少し起きるのが早すぎるけれど、それでもまだ一般の睡眠時間帶に近い。
1時就寢、7時起床がベストなんだが・・・
これから眠るとまたリズムが崩れるので、何とかこのまま起きてゐたい。
けふは夕方からコンサートに出掛ける。
ヴァイオリンがクレーメルでピアノがツィメルマンといふ豪華なデュオだ。
ブラームスの2番、そしてフランクのヴァイオリンソナタらしい。
いづれも、學生時代に、オイストラフ&リヒテルの演奏をLPレコード(!)で愛聽してゐたので、樂しみだ。
さういへば、11月17日といふ日付に記憶がある。
昔、誰かのリサイタルを聽いた日だつただらうか・・・
なんだか懷かしい氣分だ。(04:59)
どうも氣になるので、學生時代の手帖を探して調べてみた。
すると、1982年11月17日、京都會館第1ホールで、ノイマン指揮のチェコフィルを聽いてゐた。
日付の記憶つて、結構殘つてゐるものなのだなあ。(05:31)
素晴らしいコンサートだつた。
演奏曲目は、ヴァイオリンソナタ。
ブラームスの2番と3番、そしてフランク。
私はフランクのヴァイオリンソナタを、オイストラフ&リヒテルのレコードで20數年前にずゐぶんと聽いてゐた。
けふも自宅を出て驛まで歩いてゆく最中にメロディーを思ひだして、吃驚したほどだ。
ところが、そのメロディーは2曲目に奏でられた。
てつきりプログラム變更があつたのだと思ひ込んでしまつた。
休憩を挾んで3曲目が始まつた瞬間に、「あ、これだ!」
さう、私が口ずさんでゐたのはブラームスの3番のソナタだつたといふことだ。
不思議だ。
リヒテルが伴奏してゐない限り、私が知つてゐる筈はない。
ブラームスの2番はオイストラフとリヒテルの演奏のCDがあつたのだが・・・
3番はあつただらうか。
何はともあれ、素晴らしい演奏だつた。
ブラームスの3番の第1樂章の終はり、ピアノが最後の和音を彈き終はつた時に、ヴァイオリンが最後の音を奏でるのだが、ツィメルマンはクレーメルのボウイングに目をやり、ヴァイオリンの餘韻にあはせて、サステイン・ペダルから足を離して、音の消えてゆくタイミングを見事にあはせてゐた。
當然と云へば當然なのだが、これはレコードではわからない。
ヴァイオリニストにあはせるピアニスト。
しかし、ただあはせてゐるだけでは決してない。
むしろツィメルマンのピアノはヴァイオリンを支へる以上に音樂を構成してゐた。
それこそ、オイストラフvsリヒテルのやうに・・・
クレーメルはオイストラフに師事してゐたことがあり、ツィメルマンはリヒテルと親交があつたといふ。
弟子世代が再び、師匠世代と同じやうな名演奏を聽かせてくれたのだ。
倖せなひとときだつた。
演奏後、西宮北口驛の周邊はどこも滿員。
10年ほど前に行つたちやんこ料理屋を探してゐる途中で、間口の狹い居酒屋を發見。
嫁はんと入つたら、ちやうど2人で滿員になつた。
韓國料理中心の居酒屋で、ママさんが在日朝鮮人だとのこと。
「かきキムチ」や「水キムチ」など、初めて食べたが、その美味しかつたこと!
濟州島の燒酎「ハンラサン」といふのが、これまた美味しくて、辛い料理によくあつた。
この店を偶然見つけたことを、神樣に感謝したい。
素晴らしい音樂と、美味しい料理と、旨い酒。
けふは素敵な一日を過ごせて、倖せだ。(22:40)
いま、嫁はんが調べてくれた。
私の持つてゐるLPでは、ブラームスの3番とフランクがカプリングされてゐるらしい。
なるほど、それで混同してしまつたのか・・・
納得。(22:58)
何時に眠つたのだらう。
昨夜は、「熱血!タイガース黨」を觀て、PCの前に行つたら、ノートンがスキャン中だつた。
これが始まると終はるまでに2時間は何も出來なくなる。
仕方ないので、リビングに戻つて座椅子で「項羽と劉邦」を讀んでゐた。
遠くのはうで、「お風呂あがつたよ」といふ嫁はんの聲が聞こえたやうな氣がする。
といふことは、その時點ですでに眠りに入つてゐたといふことか。
ともあれ、いままで眠劑に頼らなければ眠れなかつたのに、眠れるやうになつた。
少し起きるのが早すぎるけれど、それでもまだ一般の睡眠時間帶に近い。
1時就寢、7時起床がベストなんだが・・・
これから眠るとまたリズムが崩れるので、何とかこのまま起きてゐたい。
けふは夕方からコンサートに出掛ける。
ヴァイオリンがクレーメルでピアノがツィメルマンといふ豪華なデュオだ。
ブラームスの2番、そしてフランクのヴァイオリンソナタらしい。
いづれも、學生時代に、オイストラフ&リヒテルの演奏をLPレコード(!)で愛聽してゐたので、樂しみだ。
さういへば、11月17日といふ日付に記憶がある。
昔、誰かのリサイタルを聽いた日だつただらうか・・・
なんだか懷かしい氣分だ。(04:59)
どうも氣になるので、學生時代の手帖を探して調べてみた。
すると、1982年11月17日、京都會館第1ホールで、ノイマン指揮のチェコフィルを聽いてゐた。
日付の記憶つて、結構殘つてゐるものなのだなあ。(05:31)
素晴らしいコンサートだつた。
演奏曲目は、ヴァイオリンソナタ。
ブラームスの2番と3番、そしてフランク。
私はフランクのヴァイオリンソナタを、オイストラフ&リヒテルのレコードで20數年前にずゐぶんと聽いてゐた。
けふも自宅を出て驛まで歩いてゆく最中にメロディーを思ひだして、吃驚したほどだ。
ところが、そのメロディーは2曲目に奏でられた。
てつきりプログラム變更があつたのだと思ひ込んでしまつた。
休憩を挾んで3曲目が始まつた瞬間に、「あ、これだ!」
さう、私が口ずさんでゐたのはブラームスの3番のソナタだつたといふことだ。
不思議だ。
リヒテルが伴奏してゐない限り、私が知つてゐる筈はない。
ブラームスの2番はオイストラフとリヒテルの演奏のCDがあつたのだが・・・
3番はあつただらうか。
何はともあれ、素晴らしい演奏だつた。
ブラームスの3番の第1樂章の終はり、ピアノが最後の和音を彈き終はつた時に、ヴァイオリンが最後の音を奏でるのだが、ツィメルマンはクレーメルのボウイングに目をやり、ヴァイオリンの餘韻にあはせて、サステイン・ペダルから足を離して、音の消えてゆくタイミングを見事にあはせてゐた。
當然と云へば當然なのだが、これはレコードではわからない。
ヴァイオリニストにあはせるピアニスト。
しかし、ただあはせてゐるだけでは決してない。
むしろツィメルマンのピアノはヴァイオリンを支へる以上に音樂を構成してゐた。
それこそ、オイストラフvsリヒテルのやうに・・・
クレーメルはオイストラフに師事してゐたことがあり、ツィメルマンはリヒテルと親交があつたといふ。
弟子世代が再び、師匠世代と同じやうな名演奏を聽かせてくれたのだ。
倖せなひとときだつた。
演奏後、西宮北口驛の周邊はどこも滿員。
10年ほど前に行つたちやんこ料理屋を探してゐる途中で、間口の狹い居酒屋を發見。
嫁はんと入つたら、ちやうど2人で滿員になつた。
韓國料理中心の居酒屋で、ママさんが在日朝鮮人だとのこと。
「かきキムチ」や「水キムチ」など、初めて食べたが、その美味しかつたこと!
濟州島の燒酎「ハンラサン」といふのが、これまた美味しくて、辛い料理によくあつた。
この店を偶然見つけたことを、神樣に感謝したい。
素晴らしい音樂と、美味しい料理と、旨い酒。
けふは素敵な一日を過ごせて、倖せだ。(22:40)
いま、嫁はんが調べてくれた。
私の持つてゐるLPでは、ブラームスの3番とフランクがカプリングされてゐるらしい。
なるほど、それで混同してしまつたのか・・・
納得。(22:58)
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