このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。
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20210416 幸手 史跡・碑
埼玉県幸手市権現堂
幸手 マリア地蔵
赤ん坊を抱くマリア地蔵
現在の権現堂集落農業センターの敷地内で発見されたマリア地蔵は、江戸末期の文政3年(1820年)子胎延命(したいえんめい)地蔵大菩薩の文字が刻まれており、赤ん坊を右手に抱いている立像です。
「イメス智言」の文字や、錫杖(しゃくじょう)上部に刻まれた十字架、仮託(かたく)信仰の象徴である魚と蛇の彫刻等から、隠れキリシタンの信仰対象であったと考えられます。埼玉県幸手市大字権現堂に所在する地蔵尊である。マリア観音に類似のものである。錫杖の上に十字架が刻まれ、キリスト教のシンボルであるヘビや魚が刻まれ、イエスをカモフラージュしたものである「イメス智言」の文字が刻んであることなどから、江戸時代の隠れ切支丹の信仰の拠り所とされたと考えられている。
※昭和58年3月24日に市指定有形民俗文化財となっています。