朝夕、パソコンをしながら窓から眺めている旅館は、この町ではトップでいつも休日前後は賑わっていたが、今はほとんどお客がいない。「新宿・原宿そして御宿」と賑わいを喜んでいた元町長は、すでに故人。20数年前の海水浴ブームの時は、駅前は雑踏で夜は民家も玄関や廊下までもお客で溢れていたと言う。その盛況が忘れられない老人たちは、コロナ自粛と過疎に悲鳴を上げる商人の悩みに解決法を提示できないので、新住民のマンション暮らしの私などは、ただ高みの見物をするだけだ。
資本投下すれば、集客も出来るだろうが、そういう意欲の町民は一握りだからどうにもならない。
沖からしのび寄る霧の濃い梅雨の時期になって、旅館・民宿・飲食店の経営者や行政のお役人たちは、アイデアを何とか出してほしいのだが、安倍政権では、過疎化の町までは眼中にないだろうから国には頼れない。次の選挙で野党に抜本的な手段を期待しているが、国民はあまり期待してないだろう。鳩山元首相のご長男紀一郎氏が政治の場に「先進会」を名乗り上げたが、鋭い具体的な提案が出来て賛同者を多数集められるか。課題だけが生まれてお手上げ状態にならないことを祈っていますぞ!