物書きひとすじ!時には寄り道、迷ったり、直進したりして、人生は面倒で悲しく楽しくて。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ海を眺めて哲学者にはなれないのですが、いつも物を考えていますよ。

岩瀬酒造の母屋から法華経発見

2020-12-27 14:44:17 | 日記
日蓮宗の荒行道場は市川市中山の法華経寺が知られているが、遠壽院も少しこじんまりと荒行を行っている。
この寺の戸田伝師をご案内して岩瀬酒造に久しぶりに行った。台風で傷んだかやぶき屋根を修復した折に梁から文書が出て来たから拝見を申しでていたのでさっそく拝見した。戸田氏が古文書の専門家だから好都合だ。社長がビニル袋に入っているものを持って来たが、取り出すと粉々にばらけてしまう。しかも煤けていて文字もはっきりしない。これを戸田氏が丁寧に開いて読んでくださった。内容は法華経で安全・防火などを祈る文書だった。書いた年代は、明和2年とあるから1765年らしい。
この時に新築したのか、屋根替えの時に収めたのかは不明だが、この家はかなり古いことは確かで、入り口の土間の天井には太い木材が使われていて、言い伝えでは、スペイン船サンフランシスコ号が岩和田沖で遭難した時に当時の救助のリーダー岩瀬家に送られたと言う。
御宿という所は、東西北が山に囲まれていて、南は海だから今もこの町にたどり着くには、トンネルをくぐるか、山を越えるしかない。だから大きい材木を運んで来ることは、江戸時代には不可能であったろう。
岩和田沖から船の大きい材木を久保の岩瀬家に運ぶのは無理だから前から私は頭を悩ませていたのだが、数年前にひらめいたのは、そうだ水運があるのだ。[清水川」という川が流れていて岩瀬家の脇から御宿駅の前を通って海へ注ぐ。この川を人力で引いて行けば材木を運べるのである。
しかも、岩瀬家には「太閤検地帳」が1部残されているから秀吉の時代からすでに名主だったのだろう。3代前の当主は初代村長・県会議員を務め、自由民権運動で逮捕された政治家で国会議員も務めたことがある名家である。今も老人たちは「北の家」と呼ぶが、それは御宿町には、北に酒造の家、南には醤油づくりの家があったからだそうだ。「南の家「」はすでに没落したようだ。



訃報続く

2020-12-21 14:04:13 | 日記
ひとり逝き
またひとり逝き
見渡せば
卒寿を視野に一人行く
三佐夫
 昨日早朝に妻の兄が肺癌で行ってしまった。91歳だったからあきらめもつくが、残されたものたちも「次は自分か」と考えてしまう。それにしても今年は黄泉の国へ行く者が多いから少し落ち込むのだ。
義兄は、九十九里の北東海岸、旭市椎名内の商家に生まれ、匝瑳中学を卒業し、現在の工学科大学?卒業。池貝鉄工に勤め、技術部長から取締役になり退職、旭市の生家で余生を過ごしていた。妻は、オーストラリアに出張したときの土産のルビーを指環にしていた。
義姉から電話を受けると、目に涙を浮かべてしばらく拭っていたから83歳になると涙もろくなるようだ。亭主の私は、妻の涙を54年間、見たことがなかったから「肉親を失うと気丈な人も涙をこぼす」ことを思った。至極当たり前のことだが、妻も人の子だと感じ入ったのです。

八海山醸造様へのお悔み

2020-12-18 16:25:46 | 日記
南雲二郎様 お悔み
八海山醸造の南雲二郎社長から訃報が届いた。
お母上の仁(あい)様が90歳で亡くなられた知らせである。
感無量で、お世話になった思い出が脳裏に際限なく浮かぶのであった。
ベテランの杜氏さん2名で造る門外不出の銘酒と、お母上が指導されて社長婦人や職員さんと腕を振るう魚沼の伝承料理が楽しみで5回ぐらいは泊まり込みでお世話になっている。雪深い山紫水明の魚沼を愛して、地域の伝承料理研究会会長をなさっていたから贅沢な宴席になった。千葉からは仲間たちとバスをチャーターし、お邪魔したのであった。その仲間には、いつも島屋酒店の島影昭吉社長も加わっていた。
コロムビアレコード専属の民謡歌手湯浅みつ子さんや、千葉大の声楽教授秋山衛氏もいたのだった。宴たけなわになると料理の方が一段落した仁様もお席に着くと歌手の出番である。テノールの秋山教授がイタリア音楽を原語で歌った時には、涙ぐんでお喜びであったからお連れした甲斐があった。ヨーロッパの音楽をお好きのようだった。
床の間に良寛の書がかけられていたので、お尋ねしたら「実家が良寛の晩年を面倒みた」と言うので、翌日お尋ねしたこともある。とても大きな家であった。晩年の良寛は山の上の庵は寒いので離れの物置を手入れして良寛を住まわせたそうだ。
大広間での宴席を思い出すたびに
亡き前社長や奥方の在りし日のお姿を脳裏に描き、ご冥福を祈るのであります。お二人が築いた素晴らしき醸造蔵のさらなる発展を祈念いたします。 
    
 2020年12月15日                 
安藤操(三佐夫)
〒299-5103 千葉県御宿町新町816-5  アーバンコンフォート616
Tel=0470-62-5995

ガースウ首相の器

2020-12-14 12:50:40 | 政治評論
学術会議の任命問題でぼろを出してしまったが、たたき上げ首相だから仕方がないと考えたが、ゴーツートラベルの問題が浮上して何を考えているのかわからなくなってしまった。決断力も説得力もないのだから首相を辞退した方がよい。
宰相の条件の1=学識・世界観、2、決断力、3、統率力・説得力、4、人間力・人情味。
こう見てくると、ガースーには、かろうじて、4だけであるから潮時を見て首相を辞任するとよい。遅いと国民の迷惑だ!

茸山人ーシイタケ栽培

2020-12-02 13:26:05 | 日記
茸好きには秋は素晴らしいが、冬はうら悲しいのです。そこでペンネームみ「茸山人」を追加しました。先日シイタケ栽培のセットを求めたらとても大量に出てきましたから管理人にもお分けしました。今は2次栽培の時期ですが、ぼつぼつ芽生えて来ていますっから楽しみです。
幼い時には、雑木林の日当たりのよい場所の椎の切り株を探して、ぽつぽつ芽生えている茸を採集しましたから懐かしい思い出です。