肩の凝らない漢方の話

漢方薬にまつわるあれこれを、気の向いた順に語っていきます。
私たちの生活に根差した漢方の世界をご紹介します。

漢方いろは ~ せき の話 ~

2024-10-18 15:49:03 | 漢方いろは
 マイコプラズマ肺炎が流行っているというニュースをみました。
発熱、倦怠感、頭痛、せきなどの症状がみられ、せきは熱が下がった後も長期にわたって続くのが特徴だそうです。

 せきが長引くのは辛いですね。
漢方には、せきをあらわす言葉として 
咳(がい)・嗽(そう)・コウ(口へんに孝)・喘(ぜん)
があります。
咳は、痰がなく、声のあるもの 乾性のせき
嗽は、痰があって、声のないもの 湿性のせき
喘は、呼吸が早くなり、息苦しいもの 咳嗽を伴うことが多い
コウは、喘して声が高く、痰鳴のするもの ゴホゴホゼロゼロいうせき
という感じです。

せきに使われる漢方薬は何種類かあります。

せきが、湿っているか、乾いているか。
痰はあるか、ないか。痰の濃さや色。
せきがはじまった季節はいつか。
せきがでやすい時間はあるか。
どれくらいつづいているのか。
他に気になる症状はないか。
などなど。
「身体のどこのなにが、どうなってこのせきがでているのか。」によって
使われる漢方薬も違ってきます。

最近、なんだか調子が悪い。
「どこも悪くないですよ。」「様子を見ましょう。」と言われたけれど…
そんなモヤモヤ解消に漢方を試してみませんか?
あなたの体質に合った漢方薬をご紹介します。
詳しくはホームページから ⇒ https://hiroekanpo.co.jp/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漢方いろは~汗のはなし~

2024-06-06 12:19:43 | 漢方いろは
          
 夏場は汗をかくことが多くなります。
体温を調節するためにも汗をかくことは重要です。
しかし、多すぎる汗や暑くないのに出る汗は、体調不良のサインです。

 お客さんとお話しするとき、食欲・お通じ・睡眠・冷えや火照りと一緒に必ず汗についても伺うようにしています。
汗は多いか少ないか、体のどのあたりに多いか、だらだら出るか、じっとりでるか等、
汗の情報も不調の原因の「どこがどうなっているか?」を考える時のヒントになるからです。

 漢方では、汗は「心(しん)の液」ともいいます。
「心」は五臓のひとつで、陽気を生むところです。
陽気は体を動かすためのエネルギーになります。
陽気が皮膚から抜け出たのが、汗。
つまり、汗が多すぎるということは陽気がたくさん漏れ出て、体の中のエネルギーが不足する。
体の表面(皮膚)の守りの弱い場所や邪気が侵入した場所から汗がでると考えています。
普段と、汗の出方が違うと感じたときは、体調の変化に注意してみてください。

 最近、なんだか調子が悪い。
「どこも悪くないですよ。」「様子を見ましょう。」と言われたけれど…
そんなモヤモヤ解消に漢方を試してみませんか?
あなたの体質に合った漢方薬をご紹介します。
何日分からでもお試しいただけます。お気軽にご相談ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする