今日は、夏至ですね。夏至に食べると良い物は、地域によってずいぶん違うとか。
私の母は、季節行事などを大切にし、欠かさず行ってくれましたが、
夏至は特になにもしませんでした。
子どものころ、理由を聞いたら「夏至に、何かするという言い伝えは聞いたことが無い。」
と言っていました。
冬至には、カボチャを食べてゆず湯に入るのに。。と不思議に思ったことを覚えています。
というわけで、夏至の食にまつわるエピソードではなく、
梅雨入りにお勧めの「ハトムギ」をご紹介します。
ちょうど、今日6月21日に梅雨入りしたようですね。
ハトムギはイネ科の一年草で、種子の皮をとったものを食用や生薬として使います。
生薬名は薏苡仁(ヨクイニン)です。
五味は「甘(かん)筋肉や精神の緊張を緩める働き」
五気は「涼(りょう)体を冷やし、鎮静・消炎する働き」 があるとされています。
むくみや腫れ、湿邪による痛みやしびれの改善の他、イボ、シミの改善などに用いられてきました。
取り入れやすい食べ方は
【ハトムギ茶】1日分20~30gを水1ℓにいれ、火にかけ沸騰したら弱火で10分煮だし、
濾したものをお茶代わりに飲む。麦茶を沸かす時に足してもいいですね。。
【はとむぎ粥】白米2:はとむぎ1の割合で水から炊いてお粥に。
毎日1回、半月たべればイボがとれるとか?
いずれも、蒸し暑く、湿邪の多い梅雨時にお勧めです。
ただし、水をさばく力が強いので、妊娠中、授乳中の方は避けてください。