秋に影響を受けやすい五臓は「肺(はい)」です。
「肺」は、外気から清気を吸い、体の中の濁気を外に出します。
外気。
食事から得た水穀の気。
生まれたときから備わっている先天の気。
この3つの気は、肺に蓄えられ、宗気となり、
呼吸の原動力や全身に気をめぐらす肺気のもとになります。
気は、体を動かすエネルギーのようなものです。
気の働きが悪くなったり、流れが滞ると健康を害します。
また、「肺」は、体の表面で、皮膚や毛、鼻に気をめぐらせて、
ウイルスなどの外邪が入ってこないように防御しています。
ですから、「肺」の働きがわるくなると風邪をひきやすくなるといわれています。
「肺」は、乾燥や辛い物のとりすぎ、憂い、悲しみすぎると弱るといわれています。
「肺」を元気にする食べ物にネギ。稲(米)があります。
ちょうど、新米の季節ですね。
炊き立てご飯に刻み葱の味噌和えや鰹節と醤油和えをのせて、ゆっくりかみしめると、
「肺」も元気になるかもしれませんね。
最近、なんだか調子が悪い。
「どこも悪くないですよ。」「様子を見ましょう。」と言われたけれど…
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