夏場は汗をかくことが多くなります。
体温を調節するためにも汗をかくことは重要です。
しかし、多すぎる汗や暑くないのに出る汗は、体調不良のサインです。
お客さんとお話しするとき、食欲・お通じ・睡眠・冷えや火照りと一緒に必ず汗についても伺うようにしています。
汗は多いか少ないか、体のどのあたりに多いか、だらだら出るか、じっとりでるか等、
汗の情報も不調の原因の「どこがどうなっているか?」を考える時のヒントになるからです。
漢方では、汗は「心(しん)の液」ともいいます。
「心」は五臓のひとつで、陽気を生むところです。
陽気は体を動かすためのエネルギーになります。
陽気が皮膚から抜け出たのが、汗。
つまり、汗が多すぎるということは陽気がたくさん漏れ出て、体の中のエネルギーが不足する。
体の表面(皮膚)の守りの弱い場所や邪気が侵入した場所から汗がでると考えています。
普段と、汗の出方が違うと感じたときは、体調の変化に注意してみてください。
最近、なんだか調子が悪い。
「どこも悪くないですよ。」「様子を見ましょう。」と言われたけれど…
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