サウンド・ナチュラーレ 工房猫のつぶやき

工房猫の作業の日々。某有名弦楽器サロンで見習いの時の話を絡めて、オーディオ関係の作業や音楽について書いています。

ヴァイオリンの音と金属の音

2012-03-04 06:51:07 | 弓のグリース

工房猫です。

 

だいぶ暖かくなってきましたね。でも昨夜は寒くて、ちょっと油断して外出してひどいめにあいました。

夜はやっぱり寒いですね。

緩んでくるのを待つのが何とも春を待ち遠しい感じで好きです。

 

 

さて、先日、新潟の弦楽器工房さんから、アジャスターの注文をいただきました。

数年来のお付き合いです。

「きれいな音」を追及。

 

余計な音はいらない。

 

ご存じのとおり、弦楽器は木製です。裏板はスプルース(杉)、表板はメープル(かえで)。

そこにさまざまなパーツが関わってきます。

弓に至っては、馬の毛。

先日書いた、銀の輪っかなんてものも。

そして忘れてはならないのが、弦。

昔はガット(つまりはいきものの腸)ですが、バロックから近代になって、ガットが長持ちつまりは

強く、そして音色も大きく、コンサートホールでの演奏にもついていけるようにと

どんどん改良されていったんだと思います。

 

きらきらのゴールドのめっきのE線。

それだけでなく、AもDもGも金属でカバーされています。

細かい仕事です。

 

どんな弦がいいですか?ってよくお聞きになる方がいますが、

どんな音を出したいですか?ですよね。弦でかなり変わってくる。

 

すべての弦を試してみたいですが、弦もかなり高級でお高いです。

 

弦を変えたんだけど、どうもいまいちしっくりこないという方は、

せっかく高い投資をしたのだから、江川工房のヴァイオリン・グリースとか

を試してみるのもいいかもしれません。

弓のつけねのボックスに入っているねじにつけるだけ。

とっても簡単です。クリーム状態になっているので、ヨウジでちょこっと

みみかきひとさじもいりません。

期待していたとは違う音が、無くなって、マイルドになると思います。

そんなに高価ではありませんので、ぜひお試しあれ。

 

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