裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

私が最も尊敬する人

2013-04-02 19:39:06 | 選手
皆さんはペンホルダーと言えば誰を思い浮かべるだろうか。

馬琳,王皓,柳承敏のようなトップ3と言う人もいれば,李廷祐,最近では許という人もいるだろう。

年配の方なら荻村伊智朗や田中利明と言うかもしれない。

しかし私はそんな馬琳たちを差し置いて,ある世界チャンピオンをナンバー1としたい。それは……,

小野誠治



カミソリスマッシュというフォアハンド強打に鉄壁のブロック,そして変化の分かりにくいサービスを武器とし,79年世界選手権では4回戦から決勝まで4人連続で中国選手に当たり,全員を打ち破るという活躍したことはよく知られている。

学生時代には守衛室に寝泊まりしてまで練習時間を稼ぎ,その強烈なフォアハンド強打を徹底的に磨いてきた。

何が凄いって,そのとてつもない練習量が報われてか,79年世界選手権では常任では打てないようなボールでも全部ぶち抜いてしまうという事のがもうたまらない

今の選手は高いボールもドライブで攻撃するが,彼の場合は必ずと言っていいほどフルスイングでスマッシュである。

彼には相当の自信があったのだろう,ミスっても「次はまた入る」とずっと信じ続けていたのだ。

そうでなければずっと打ち続けていられるわけがない。

自分がまだ高校の頃,2004年の卓球レポートに連載されていた「世界一への道」を見て以来,彼の戦型に魅了され,現在も続けている。

次回は79年世界選手権の決勝での彼のプレーを分析したい。

では,また