長らくお待ち同様でった。苦笑
大台ケ原下見のレポをするね~
土曜日、期待を胸に奈良の上北山を目指す私達。
旦那は高速を使いたそうにしていたが、あえて交通費を節約するため、下道から行こうと提案。
そして河内長野から金剛をいつもなら自転車で登るところを今回は車で通過。実に多くの
サイクリストとすれ違う。そこで私達は登って行ってたところ、向こう側から8人ぐらいの
サイクリストがザザザーっと下ってきた。正に自転車暴走族のようだった。笑
私達も普段牛滝や色んな山の下りをダーッと降りていく。その時の情景を思い浮かべ、普段
もっと多くの列をなして下って行ってる私たちだからさぞ車にとっては邪魔なんだろうなーと
旦那と話し合った。笑 天気はいいとの予報だったので実に多くの人が金剛を登ったり下ったり
している人と遭遇し、私はなぜか嬉しさを覚えた。
ああでもないこうでもないと話しながら大台ケ原のふもとを目指す。
天気はいいとの予報だったのにもかかわらず、なぜか空は雲で覆われており、時折
しぐれがあることも・・・オイオイ!今日晴れるって言ってたやん!怒
大台ケ原は日本で一番雨の多い場所としても有名?である。夏でも他は晴れていても
大台ケ原は雨とかにわか雨の多いところでもあるのだ。気にせず車を走らせ、道の駅に到着。
そこでまず積んであった自転車を下ろし、前後輪をつけて準備する。
行きで3時間を要し、途中トイレ休憩も入れたりしながら大台ケ原に到着したのは昼の1時過ぎ。
コンビニ弁当をササッと食べて走る準備万端となる。
案内によれば、下の写真の交差点、河合自治会館前からのスタートの予定。
この日(土曜日)は結構寒かった。←ブログを読んで頂いてる方、この言葉をしっかりと覚えて
おいてもらいたい。
そして、ここから下見本番と行くことにする。メーターがゼロになっているのを確認。いざスタート。
高低差から言うと登り始めて7~8km地点ぐらいまでは緩やかな勾配のはず。
走ってみるとなぜかほぼ平坦みたいなところ。こりゃ皆最初ごっついとばすやろうなー・・・と
旦那と話する。なるほど、こりゃ最初は楽やわ~ ずっとこんなんやったらいいのに・・・
え?こんなんやったらヒルクライムレース違うやん・・ワハハ・・
そんなたわいもない話をしながら淡々と進んでいく私達。最初は住宅街を少し走り、緑も多い所を
走って行く。ん~ 気持ちいい~ 下の写真はまだ6km地点ぐらいだったかな?ちょっと写真
撮っとくからモデルして~と旦那にゆっくり走ってきてもらうところを撮影。まだまだこの時点は
余裕だった。しかし、後に地獄を見ることはまだこのときは知らなかった。色んな意味で・・・
まもなく8km地点ぐらいになり、徐々に勾配がきつくなり、山らしくなってくる。
しかし、まだ12km地点ぐらいまでは勾配で言うと鍋谷峠くらいの勾配。登るけどさほど気にならない
普通の勾配の登りだけど、私でもまだ余裕というか普通に登れる程度の勾配だった。
13km地点ぐらいからかな?徐々に勾配自体がきつくなり、旦那の姿も見えなくなる。あ~見えなく
なったな~と思いつつ、速く登るにも貧脚な私の足ではとうてい旦那に追いつくようなスピードは
出せず、1本道なのはわかってるから自分の登れるペースで登っていく。
この頃から17km地点ぐらいまでは葛城ぐらいのきつい勾配となる。あ~しんどい・・・
この頃時速は5km/hぐらいに落ちる。それでも気にせず登って行く。あかん、しんどい・・・・
けど旦那はどこまで登って行ったのかわからない・・・きつい・・・やっぱり大台ケ原はきついなー・・・
ヒーヒーハーハー言いながら登って行く。
時折見える綺麗な景色を横目に見ながら登って行く。
少し先に旦那が待ってくれていた。
やっぱりきついわ~と思わず私が口走る。旦那は、ドライブウエイのところまできたら勾配は
優しくなるはずやで~と言いつつ、写真を撮る。
私はその言葉を信じ、さらに上へと登って行く。見ると展望台みたいなところがあり、大きく
右に曲がる道。かなりここも勾配がきつい。
下の写真でわかるかな?クリっと曲がっている道でかなり勾配がきついのが・・・・
ここ、勾配きついのわかるかな?と旦那に写真を撮ってもらった。
ここから先も少しだけ勾配はきつかったけど、まあさっきの道の勾配の方がきつかったような
気がする。
疲れている私だったが、カメラを向けられるとなぜか余裕の表情をしてそうに見えるね。
実はかなり脚にはきていた・・・汗
けどその先に待っている絶景を見ると、今まで疲れてヘロヘロになっていることもすっかり
忘れさせられる光景が広がっていることをまだこのときは知らず、ひたすら上り続けていた私達。
やがてドライブウエイの道に出て、ようやく勾配も優しくなり、道幅も広くなって走りやすくなった。
言い忘れてたけど、ドライブウエイに出るまでの道は殆ど車が通らないせいで、かなり道は荒れて
いて、落石による細かい石や大きい石がゴロゴロ落ちている。道幅もせまく、石もとがっており、
タイヤは耐パンク制のものがいいなーと思った。
そして、我々は苦労して登った甲斐があった。まだ途中なんだけど、下の写真の絶景が私達を
歓迎してくれているかのようだった。喜
いくつもの山が折り重なるように建ち並び、私は伊吹山の絶景を思い出した。伊吹山に負けない
ぐらいの景色が広がっていた。思わず感動!
そしてかなり上まで上がってきた私達のはるか先に見えている山の上の方に何やら白いものを
発見していた。あれ何やろう?白い木かな?それとも桜?雪?何やろ・・・・?
あそこに道があるから多分近くまで行くんやろうなー・・・・と、何やらわからないままに道を
進んでいく私達。そこに近づくにつれ、やっぱり桜かな?と旦那が言うから私は桜だと信じ込んで
いた。
が、しかし、近づいてみてびっくり!雪というか樹氷だった。
道理で寒いわけだ!
前日の雨が、標高の高い大台ケ原では瞬間で氷り、風に流されて枝についたんじゃないか・・との
ことだった。驚 この時点でかなり寒いのが見てわかるんじゃないかな?
雪なら路肩に残っていてもおかしくない。だが、周りに全然雪はなく、正に樹氷そのもの・・・って感じ。
下の写真が枝をアップにして撮った写真。
ね。白のが枝の下の方や横に付いているのがわかるでしょ。驚
こんなの初めて見た。ラッキーだった。
しかし段々身体が寒くなってきていた。苦笑
さらに進んでいくと、まるで桜の花のように広がる樹氷。
思わず感動!ワー綺麗~~~~
吉野の桜に負けないぐらいの風景。これも全部桜じゃないよ。樹氷だよ。
私達は大台ケ原に下見にきたのに、そんなこともすっかり忘れ、景色や樹氷にうっとり!
だってこんな光景滅多に見れないでしょ。
雪景色の山は、雪山を狙って行ったら見れるけど、樹氷って・・・なかなか見れるもんじゃ
ないよ。驚
本当に値打ちのある光景だった。
しかし、時間はかなりおしていた。旦那が時間を見ながら、そろそろ行かな下るときには
日暮れちゃうよ・・・と助言。そして私達はさらに上へと登って行く。
メーターを見ながら、26km・・・27km・・・あともうちょっとで山頂や・・・頑張れ頑張れ!
声を掛け合いながら登っていく。と言っても最終は殆ど平坦に近いと言ってもいいぐらい
だったから、疲れている脚でも何とか進むことができた。
そして、ようやくゴールの大台ケ原に到着!嬉しかった。28km登り切ったのだ。喜
普通、登っていってたら暑くなるはずなのに、この日は登れば登るほど寒くなっていった。汗
途中、寒くてウインドブレーカー着たもん。中盤を過ぎた辺りから空気が急に冷たくなり、
こりゃ下りは覚悟せーな・・・と思ったよ。
山頂で暖かい飲み物を買い、冷えた手を温める。すぐに下りへと入るのだが、何枚か写真を
撮った。
上でカイロ売ってたらいいのになー・・・と思っていたが、そんなものは売っておらず、
下りが恐ろしかった。
半端じゃない寒さに身体全体を震わせながら正に地獄の下山となるのであった。
又何枚か写真載せるからね・。
とりあえず今日はここまで・・・