はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

眼差し(年金相談センター/社会保障審議会)

2011-09-10 | よもやまばなし社会保険
 職場がお盆休みの日、社労士会も運営にかかわる「街角の年金相談センター」へ。
ご近所なのに初めての訪問、しかも今回は相談する側として。
というのもかつて仕事がなかった期間全額免除していたことがあったからです。

 窓口には先輩の社労士の方、登録した「ねんきんネット」で確認してはいたのですが、
追納期間や追納額をウインドウマシンから即座にお知らせ。
支えあいの年金制度、機械の画面も確実ですが、
相談するヒトのを見て話せることも安心のもとですね。

国民年金後払い10年 可決
(東京朝日(新潟)2011年8月4日3面)

 追納10年まで。何も手続していない未納の場合は2年
未納の場合も追納と同じように払えるようにすることで、
少しでも年金につながるようを向けてもらおう、
というのが今回の改正(ただし3年限)。

不明高齢者問題 929人の年金停止
(東京朝日(新潟)2011年8月6日5面)

 お亡くなりになるまで受け取ることのできる年金、
そのモトは追納を含め、今支払われる保険料。
生きている方々が見つめ続けることで成り立っているのです(賦課方式)。
もしご本人以外が受取っているならば支えあいになりません

年金議論やっと開始 年内に改革案提示へ
(東京朝日(新潟)2011年8月27日5面)

 しかし保険料の支払にしても、年金の受取りにしても、
みんなが支えあいに参加していない、できない状況があることもまた事実。
記事によると、2年ぶりに再開された社会保障審議会年金部会の議論の焦点は、
無年金・低年金対策とのこと。

 最新の厚生労働白書によると、
「国民の政府に対する要望」の第1位は「医療・年金等の社会保障の整備」。
みんな年金での支えあいを見つめています(←報道資料)。

労災請求1500件 予測の半分 震災3県の遺族らから
(東京朝日(新潟)2011年8月17日4面)

 それでもなかなか知れ渡っていない、労災保険の遺族年金
知っていても遺族になることにが向けられない方を含め、
あらためて支えあいの意味を振り返り注することしばし。

 社労士会の年金研修では障害年金専門の社労士の方から、
精神障害の認定基準の改正(発達障害の追加など)を通じて年金手続が、
ご本人だけではなくご家族の方の一生にもかかわることの難しさを学んだり、
職場では社会福祉士の年金関連の模擬試験の問題づくりなど、
ここのところ年金からが離せないスズキです。
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