突然、こ汚い色の物体ですみませんが、聞けば聞くほどあきれ返る物体なのでご紹介します。
叔母は本当にもの創りが好きで、80歳になった今もそのエネルギーは衰えません。
これも60年前の作品ですが何だと思います?
創った経緯を聞いて、笑いが止まらなかったのですが、これは昔、雨の日に着物を着た
時の履物「高下駄」の「爪カバー」です。要するに、鼻緒がぬれないようにする為のカバー。
赤いビニールのような材質のものは戦後見た事ありますが、なんとこれは蓑虫の
殻で作ったもの。
蓑虫の殻は風雪に耐えた丈夫なもの、それを使って高下駄の爪カバーを創れば雨の中を
歩くのにも耐えられる・・・という発想です。
蓑虫の殻を集めて、中の虫を追い出し、殻を開いて水につけて乾かし、アイロン
掛けて平らにし、縫い合わせて裏布を貼り、こんな形に仕上げたのだそうです。
その知恵とアイディア、又それを今も持ってるという執念、しこしこ蓑虫の殻を集めた
60年前の乙女の姿を想像してずっと吹き出しています。
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「千鳥が淵幻想」もよろしく
叔母は本当にもの創りが好きで、80歳になった今もそのエネルギーは衰えません。
これも60年前の作品ですが何だと思います?
創った経緯を聞いて、笑いが止まらなかったのですが、これは昔、雨の日に着物を着た
時の履物「高下駄」の「爪カバー」です。要するに、鼻緒がぬれないようにする為のカバー。
赤いビニールのような材質のものは戦後見た事ありますが、なんとこれは蓑虫の
殻で作ったもの。
蓑虫の殻は風雪に耐えた丈夫なもの、それを使って高下駄の爪カバーを創れば雨の中を
歩くのにも耐えられる・・・という発想です。
蓑虫の殻を集めて、中の虫を追い出し、殻を開いて水につけて乾かし、アイロン
掛けて平らにし、縫い合わせて裏布を貼り、こんな形に仕上げたのだそうです。
その知恵とアイディア、又それを今も持ってるという執念、しこしこ蓑虫の殻を集めた
60年前の乙女の姿を想像してずっと吹き出しています。
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長い年月出来立てホヤホヤのような姿で、よく保管されていられましたね。
おもしろいものを拝見させていただきました。
蓑虫さんも本望でしょう。こうゆう発想は
どこから出てくるのでしょうか?
画面をみながら 故郷の風景が想いだされ
ました。
さくらさんの家族に感謝します。そして
おば様のご健康を祈っています。
たまたまおば様の目に止まった蓑虫さんだけが60年後このようにしてみんなに見てもらえるのです。幸せとしか言いようがありません。
当時の少女達のひたむきさとでも言いましょうかね。
でも、よーく作ったもんだと自分でも思うそうです。
色あせる事もなくぼろぼろになってる訳でもないので、蓑虫ならどんな風雪にも耐えられる・・を実証してる事になります。