高島柊爾のブログ

ガーデニングや音楽の話、旅行とか普段の何気ないことを書いてます。

フランス人のバカンス~♪「海辺の避暑地に・Les vacances au bord de la mer」

2013年09月01日 | 音楽

 フランスの法律でバカンスは7週間取得しなければいけない。というのがあること知ってます?
偶然にも車に乗ってイオンに買い物に行く途中にNHKFMで流れているこの曲がきっかけで知りました。


邦題「海辺の避暑地に」はフランス人・ミシエル・ジョナスが歌ったもので「Les vacances au bord de la mer」というのが原曲です。
J-POPのコーラスグループ「ハイファイセット」がアルバム「ダイアリー」の中に収められた
1曲ですが、原曲は上記のフランス歌手が世界的にヒットさせたものをカバーしました。
そのオリジナル曲を偶然に初めてがFMで流れていたもを聞いたわけです。ピアノの伴奏にオーケストラが加わり
フランスの優雅な感じがします。日本のハイファイセットはfusion・jazz guitarrist
のリーリトナーがギターで伴奏しています。

 7日間もの夏期休暇がある国はうらやましい限りですが、聞いた人は判ると思いますが、静かというか、
キレイな曲なのですが、ちょつと寂しい、哀しいという感じがします。連続で1か月以上も休めるならば
有頂天になって、もっとアップテンポで、楽しい!とかうれしい!とかそういう明るい曲になるはずです。
では、なぜ?簡単に感じたことを言いますと、子供心を正直に歌っています。

 7日間の連続休日があっても、フランス人は、いっせいに休むわけでもなく、個人、家族によって行く場所
も違っています。もちろん有名な避暑地には行くまでに道路渋滞が起きると言われてますから、人人・・・・という
状況です。もっぱら地中海の海辺のリゾート地は人気が高いわけで、たぶん、この歌手の家族(父、母、本人、妹)
も行かれたのでしょう。その海辺の貸別荘にどの位宿泊したかは、判りませんが、長期間宿泊となると、それなりに
お金がかかります。フランス人はこの時こそと言わんばかりにお金を使い、騒いで、楽しんむような気がします。お金持ちならば
そうとう派手な楽しみ方をしているのでしょう。でもこの歌手の家族は、お金のゆとりがなかったらしく、レストランでバカ騒ぎをして楽しんで
いる風景を見たり、海辺でアイスキャンデーをなめながら、通り過ぎる船を眺めているだけ・・・という子供ながら「金持ちの家に生まれて
いたならなあ・・残念」と、感じたことを切実に歌ったものなのです。だから、少し哀愁感がただよっている曲なのです。

 それでも、7週間の連続夏期休暇はいいですよ。我が国にも入れてほしいですよ。ただ、その間に会社はどうなってしまうのか?
という不安が残りますが。