S’PORE papa

シンガポールへ2005年~2010年まで単身赴任・・・ゴルフの回数は、激減・・・競馬、釣り、ガーデニングなど多趣味・・・

チェンジアップ

2006-12-28 17:45:46 | シンガポール
昨日の台湾の地震から日本へのインターネットがつながりません。電話もつながりにくいようです。

さて、日経新聞を毎日購読していますが、スポーツ欄に1週間に一度、豊田泰光氏の「チェンジアップ」というコラムが載る。氏は辛口の野球評論家である。その歯に衣きせぬ物言いが痛快であり共感もする。

今日のコラムの内容をそのまま転記します。
「ソフトバンクの川崎がマリナーズ・イチローに弟子入りして、練習の汗を流した。イチローの技術をどうこうしようというより、あこがれの人と一緒にいるだけでいいという感じではないだろうか。だが、それでいい。人にあこがれ、見つめているうちに眠れる才能が目覚めることがある。
 私にもこれ以上はない、というあこがれの対象がいた。青バットの大下弘さん。天高く舞うアーチが魅力だったが、私が入団したころは衰え、トス打撃より少し強めのスイングで中堅返しをすることがあった。これが絶品だった。
 あのアーチをまねられる素質は私にはなかったが、強打者が時折みせる「軽打」は私の引き出しのなかにもあった。強く振るだけが能ではないと知ったとき、自然と力が抜けて、打率も上がった。
 ちなみに、芯をはずさない大下さんのトス打撃はそれだけで一見の価値がある至芸だった。中日の落合監督が引退してからああいう美しいトス打撃はみないが、おそらくイチローならトス打撃だけでも川崎のなかにある何かを呼び覚ますだろう。
 よく先輩から技術を「盗め」というけれど、盗むというのとは正確ではない。学習とは他人から何かを奪うのではなく、自分から家を捜すことなのだ。答えは常に我のなかにある。それが自己啓発だろう。
 あこがれた人の技に呼応するものが自分の中になかったということも、もちろんある。ヤンキースの強打者、ジョー・ディマジオにならった時は大失敗だった。野球雑誌に載った分解写真によると軸足に体重を残し、その場で回転する。アッパースイングが格好いい。それを、まねしていたら、不調に見舞われた。
 しかし、あれもいい経験だった。感性の窓から取り入れた光で自己の中を照らしてみれば、持つものと持たないものがはっきりしてくる。
 強制的にバットを振らせ、自分の型にはめ込もうとするコーチがいる。答えは教える選手の中にあるという原則を忘れて、技術を押しつけても身に付くものではない。詰め込むのでばなく、引き出す。それが教えるということの基本ではないか。」

感じるものが有りました。答えは、自分の中に有る。それを引き出せるが引き出せないかは、気づきで有り自覚であるんですね~。下手の横好きなゴルフでも、女子プロの試合を見に行っただけで、何か精神的なものから違ってきます。好きこそ物の上手なれ。興味を持った対象を好きになり、考えたり、勉強したり・・・きっと成長の近道かも・・・

今のシンガの天気は、 今年の雨季は、ヘビーです。



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