Sue's Favorite Things   ≪トールペイント・おいしいものetc.≫

好きなもの 気になるもの なんでもない日常を綴ります
 

方舟を燃やす

2024-10-31 08:41:00 | 読書
角田光代さんの「方舟を燃やす」

著者と同年齢の設定である飛馬

戦後すぐ生まれの不三子

二人の主人公がそれぞれの生き方をして昭和・平成を経て、コロナ禍の子ども食堂で出会う

そう言えばそんなことがあったな! と思い起こす「ノストラダムスの大予言、コックリさん、マクロビオティック、、、」

何を信じて、何を信じないか!

すごくたくさんの問題提起があるようにも感じるし、流れるままに過ごせばいいかな! とも思えるし、考えさせられる小説でした

多様性の時代だから、なお難しい
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赤と青のガウン

2024-09-30 14:09:00 | 読書
彬子女王殿下の「赤と青のガウン」

三笠宮殿下のご長女 彬子女王のイギリス・オックスフォード大学への留学記

皇室なので日本ではお一人で行動されたこともなかった彬子女王がイギリスでは何もかもお一人でされていた事が丁寧に綴られていました

クスッと笑える事、温かい父娘愛を感じる事、ご苦労された英語の事、博士論文の事、、、

とても興味深く読みました

そして、彬子女王のお人柄が大好きになりました

Twitter(今はX)で、この本を読まれた方が投稿されてバズったそうなので、とても話題の本です

皇室が近くに感じられます

留学を考えていらっしゃる方にも参考になると思います

オススメの一冊です
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アボカドの種

2024-09-27 18:40:00 | 読書
俵万智さんの「アボカドの種」

同年代の俵さんの言葉

心に沁みます

クスッと笑えます

こんな風に言葉を紡ぐことができればいいな〜
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ゴリラ裁判の日

2024-09-25 09:06:00 | 読書
須藤古都離さんの「ゴリラ裁判の日」

第64回 メフィスト賞 受賞作

人間の言葉を理解するゴリラのローラ

ローラの夫は動物園で人間に射殺されたことを裁判で争う

人間とゴリラ…ゴリラの気持ちになると心が締め付けられました

多様性の時代なのでゴリラのゴリラ権も認められるべきではないか! とさえ思えます

ジャングルでのゴリラの生態も詳しく描いてあり興味深かったです
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余命一年、男をかう

2024-09-12 07:18:00 | 読書
吉川トリコさんの「余命一年、男をかう」

「無人島のふたり」山本文緒さんが読まれたと書かれていた本です

只々、面白かった! と書かれていたので読んでみました

感想は…やっぱり面白かった

余命一年と宣告されてもこれくらい明るく過ごしたいですね

実際はそこまで吹っ切れないだろうけど…

男女逆転の『プリティ・ウーマン』

アラフォーの節約女とピンク頭のホスト男子

節約女の節約度に共感がもてて、とても楽しく読めました

お勧めの小説です


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ばにらさま

2024-09-10 10:05:00 | 読書
山本文緒さんの「ばにらさま」

2021年に58歳で亡くなられた山本文緒さんの短編集

ばにらさま

わたしは大丈夫

菓子苑

バヨリン心中

20×20

子供おばさん

6編

それ!あるあるのストーリーが楽しくつづられていました

読みやすい内容で共感出来ることも多く興味深いです

才能ある方が亡くなられて残念でなりません
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湖上の空

2024-09-08 09:32:00 | 読書
今村翔吾さんの「湖上の空」

滋賀の情報誌「パリッシュ+」やその他の誌面に書かれた今村さんエッセイを集めた文庫本

今村さんの人柄がよくわかる楽しいエッセイばかりでした

中でも『滋賀愛』が強いのが印象的です

最近読む本(宮島さんの「成瀬は天下を…」や万城目さんの「しゅららぽん」とか)滋賀が多く登場するので、滋賀ブームが来ているのではないか! と思いました

私も京都在住ですが「京滋」と一括りにされる事も多いので、凄く親近感を抱いています

やっぱり琵琶湖のもつエネルギーは凄いものがあるのかな〜と感じます

次の今村さんの時代小説…とても楽しみにしています
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無人島のふたり  120日以上生きなくちゃ日記

2024-09-07 14:01:00 | 読書
山本文緒さんの「無人島のふたり 120日以上いきなくっちゃ日記」

筆者が余命宣告を受けてから最後までを綴った日記

素敵なストーリーを綴られる作家さん 山本文緒さんの本音で綴られる切ない日記でした

冒頭の文書から涙します

死ぬのが怖かっただろうな…

諦めと戦いと悔しさと情けなさと、、、様々な思いがあちこちに感じられます

信頼できる旦那様がいらっしゃって良かったですね〜


慎んでご冥福をお祈りします🙏
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超短編!大どんでん返しSpecial

2024-09-05 10:11:00 | 読書
小学館文庫編集部 編  「超短編!大どんでん返しSpecial」

有名作家さんの短編特集

一話四分で読了…だそうです

確かに短くて読みやすい

さまざまなジャンルがあるので普段読まないタイプに出会えるのも面白いですね

でも、私はいつも読んでいる作家さんの短編を面白いと感じました
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近畿地方のある場所について

2024-09-01 14:37:00 | 読書
背筋さんの「近畿地方のある場所について」

近畿地方のある場所の怪談話を集めた小説

とにかく怖いです

元々、ホラーは苦手

震えながら読みました

なんとなく〇〇の地域かな? なんて想像しながら読むと、より怖かったです

ホラー好きな方にはお勧めです

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偉大なる、しゅららぼん

2024-08-30 13:09:00 | 読書
万城目学さんの「偉大なる、しゅららぼん」

直木賞作家 万城目学さんの万城目ワールドにちょっとハマっていまして、「鴨川ホルモー」の次に選んだ本はこれでした

「鴨川ホルモー」と同じ匂い(笑)

琵琶湖を中心にした設定、岩走、竹生島

日出家・棗家・速瀬家、、、

「成瀬は天下を取りにいく」と同じように滋賀愛に溢れたストーリーでした

万城目ワールド 楽しいですね
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川のほとりに立つ者は

2024-08-21 18:32:00 | 読書
寺地はるなさんの「川のほとりに立つ者は」

2023年 本屋大賞9位 受賞作

カフェ店長の主人公

恋人の事故がきっかけで本当の気持ちがわかっていく

感情を揺さぶられるストーリーです

「普通」とは何か!

「障害」と一言で片付けていいのか!

深く深く考えさせられます

胸がギューっと締め付けられます

誰かが寄り添う事で明るい未来があればいいな〜
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鴨川ホルモー

2024-08-20 11:08:00 | 読書
万城目学さんの「鴨川ホルモー」

直木賞受賞作の「8月の御所グラウンド」を読んで万城目学さんの作品に興味を持ったので、この本を選んでみました

京都を舞台にしたストーリー

兎に角、面白いです

面白いと感じる自分が変なのか!? とも思いますが(笑)

京都人なので土地勘はバッチリとわかり、より親近感を感じました

正に、百万遍の交差点を歩いているように…

四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)を取り入れ、京都の各大学を取り入れ、葵祭や祇園祭を取り入れ、鬼や式神を取り入れ、戦国時代や三国志の戦法も取り入れ、、、

とんでもないストーリー? と思いきや、恋愛小説だったりもする

万城目ファンになってしまいました

お勧めの小説です
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あなたが誰かを殺した

2024-08-16 11:22:00 | 読書
東野圭吾さんの「あなたが誰かを殺した」

定番のミステリ 加賀シリーズ

とある別荘地で起こった複数の殺人事件

その事件を警視庁刑事部捜査第一課の加賀恭一郎が謎解いていく

登場人物の設定も面白かったです


映像化されるのかな? と思います
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カフネ

2024-08-13 09:53:00 | 読書
河村暁子さんの「カフネ」

「カフネ」とはポルトガル語で頭を撫でて眠りにつかせる穏やかな動作 とのこと

法務局に務める主人公の弟の急死にともない、弟の元彼女と出会う事になる

その元彼女の職場は「カフネ」という家事代行サービス会社であり、そこで依頼のあった利用者さん向けに食事を作っていた

主人公もそこでボランティアをする事になり、徐々に本来の弟の姿がわかってくる

食を通して人間愛・家族愛などを表現したストーリーでした

表面上は何不自由ない家庭でも心の中までは通じていなかったり、分かり合えていなかったり…

ネグレクトな家庭での問題であったり…

今の日本の隅々にありそうな事柄に着目して展開してありました

読みやすい小説です
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