Sue's Favorite Things   ≪トールペイント・おいしいものetc.≫

好きなもの 気になるもの なんでもない日常を綴ります
 

ツミデミック

2024-08-08 10:02:00 | 読書
一穂ミチさんの「ツミデミック」

第171回 直木賞 受賞作

違う羽の鳥

ロマンス⭐︎

憐光

特別縁故者

祝福の歌

さざなみドライブ

短篇6篇

不思議な犯罪小説

本屋大賞の「光のとこにいてね」が印象的でしたが、その不思議感は短篇でも十分に感じられました

ストーリーの奥の奥を掘り下げてみたい気持ちになります

表題は罪デミック…なのかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この夏の星を見る

2024-08-03 18:34:00 | 読書
辻村深月さんの「この夏の星を見る」

コロナ禍での部活にまつわるストーリー

茨城の高校、東京・渋谷の中学校、長崎五島列島の高校

それぞれで天文活動に出会い、天文活動を通じて、場所は離れていてもリモートの形で繋がっていく

コロナ禍での活動のままならない思い、もどかしい思いなど…経験した事、見聞きした事が丁寧に綴られていました

オンラインで繋がり、星を見る「スターキャッチコンテスト」というイベントをソーシャルディスタンスを保ち開催する

映画化やドラマ化されると面白いかな! と思える小説でした

天文の世界、星を見る事…興味深いです

中・高生でこんな出会いがあるといいですね♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六月のぶりぶりぎっちょう

2024-07-21 08:32:00 | 読書
万城目学さんの「六月のぶりぶりぎっちょう」

直木賞受賞後の作品

〝三月の局騒ぎ〟…洛中女子寮のストーリー

〝六月のぶりぶりぎっちょう〟…本能寺の変にからめたミステリー

ぶりぶりぎっちょう・・・どんなものかな?気になります

どちらも京都を舞台にした奇妙な話でした

武将時代が好きな方は「六月のぶりぶりぎっちょう」は面白いかな〜

平安時代が好きな方は「三月の局騒ぎ」が好みだと思います

万城目先生の独特のストーリー マキメ・ワールド全開でした


京都人なので興味深く読みました


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀河鉄道の父

2024-07-18 07:43:00 | 読書
門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」

158回 直木賞 受賞作

表題の通り 「銀河鉄道の夜」の作者・宮沢賢治さんのお父さんのストーリー

没後に注目を浴びるようになった宮沢賢治さんの生き様がお父さんの目を通して丁寧に描かれていました

時代背景や地方都市の立地など 様々に影響して素晴らしい作品が生み出された事を知りました

「雨ニモマケズ  風ニモマケズ…」

病床で小さなメモ帳に書かれたという詩だとわかると、より心に詰まるものになりました

映画化もされていたようです

何かの配信で見てみたいな! と思います


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風に立つ

2024-07-14 16:44:00 | 読書
柚月裕子さんの「風に立つ」

岩手県の南部鉄器工房を営む家で補導委託の引き受けをすることに…

問題を起こした子供を一定期間預かる

それを通して家族のあり方、親の気持ち、子供の気持ちを描いたストーリー

泣きます

とにかく泣きます

感動の小説です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明けのはざま

2024-07-11 16:05:00 | 読書
町田そのこさんの「夜明けのはざま」

地方都市のさびれた街にある家族葬の葬儀社「芥子実庵」でおこる様々な葬儀や従業員、社長のストーリー

死への恐怖、葬儀屋に対する偏見、モラハラ、などが盛り込まれた短篇5篇

見送る背中

私が愛したかった男

芥子の実

あなたのための椅子

一握の砂


 
人の死にはその人の人生が全て垣間見えます。なので感動深い

死生観、人生観、、、

泣けます

お薦めの小説です


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クスノキの女神

2024-06-13 07:40:00 | 読書
東野圭吾さんの「クスノキの女神」

「クスノキの番人」の続編

とある神社にある不思議な力を持つクスノキ

そのクスノキの番をする番人とクスノキに預念する人、受念する人たちのストーリー

今期のTVドラマでよく出てくる記憶障害や記憶喪失がこの小説でも登場しました

クスノキの女神が登場する絵本はちょうど昨日届いたノンスタイル石田さんの絵本を想像させるような内容でした

まだまだ続きそうなクスノキシリーズ…これからも楽しみです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

びんぼうがみの子

2024-06-12 16:28:00 | 読書
NON STYLE の石田明さんの絵本 「びんぼうがみの子」

クラウドファンディングで製作された絵本が今日 届きました

ノンスタイルの石田さんの漫才も子育ても生き方も、、、大好きです

想像通りの温かい気持ちになれる絵本です

〝びんぼうがみ〟でもいいんじゃん

家族が一緒にいられたらいいじゃん

石田さんの思いが詰まった絵本でした〜

森本大百科さんの絵も とっても素敵でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成瀬は信じた道をいく

2024-06-08 11:07:00 | 読書
宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」

「成瀬は天下を取りにいく」の続編

独特のキャラクターの成瀬あかりがさらなるストーリーを紡いでくれました

様々な人を巻き込んで〝成瀬〟派にしていく

素敵な魅力のある女性です

滋賀、琵琶湖、ミシガンクルーズ、膳所駅、平和堂、フレンドマート、、、

HOPマネー にも親近感 感じまくりです

滋賀愛あふれるこの小説 大好きです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラフル

2024-06-07 08:50:00 | 読書
阿部暁子さんの「カラフル」

「カラフル」というと森絵都さんの作品を思い浮かべますが、この作品もとっても読みやすくて感動しました

高校の入学式の朝、駅のホームでひったくりを捕まえた主人公と車椅子に乗った同級生の女の子との青春と恋愛のストーリー

「夜のピクニック」(恩田陸さん)を思い出すような内容もありました

挫折を経験し、それを乗り越えるために努力する

素晴らしい言葉が散りばめられていました

大事な青春時代をこんな風に過ごせたら幸せだろうな! と感じました  それこそ〝カラフル〟ですね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラブカは静かに弓を持つ

2024-06-05 06:44:00 | 読書
安檀美緒さんの「ラブカは静かに弓を持つ」

2023年 本屋大賞2位

全日本音楽著作権連盟に勤務する主人公が音楽教室にスパイとして潜入することを命じられチェロを習う

チェロ講師、その講師に習うチェロ仲間との関係

少年時代のトラウマや家庭環境

映画「戦慄きのラブカ」の伏線

とても興味深い小説でした

音楽で繋がる関係がとても素敵だな! と感じさせてくれます

お薦めの小説です

映像でも見てみたいストーリーでした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たけくらべ、にごりえ

2024-06-02 08:48:00 | 読書
樋口一葉さんの 「たけくらべ、にごりえ」 デカ文字文庫

先日読んだ「図書館のお夜食」(原田ひ香さん・著)の主人公が樋口乙葉さんと言う名前でした

乙葉さんのお母さんが樋口一葉さんのファンで特に「十三夜」を愛読されていたとの設定でした

まだ読んだことのない「十三夜」が読んでみたくなり、この本を手に取りました(この本に十三夜も収録されています)

う〜ん 難しい

私には明治の文体は理解するのにかなり時間がかかります

たけくらべ、にごりえ、、、十三夜、有名な小説ですが…

ゆっくりゆっくり理解したいと思います
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源氏物語 巻1

2024-06-01 11:13:00 | 読書
瀬戸内寂聴さん 訳  「源氏物語  巻一」

大河ドラマ 「光る君へ」が面白くって、やっぱり「源氏物語」を読んでみないと! と思い手に取りました

まだ巻一ですので、 読み込めていないのですが…

巻末の訳者解説「源氏のしおり」がとても分かりやすかったです

源氏物語がその当時、大人気だったのも…

紫式部が天才だったのも…

千年以上前の時代に想いをはせて、ゆっくり読み込んでみたいです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図書館のお夜食

2024-05-31 09:33:00 | 読書
原田ひ香さんの「図書館のお夜食」

亡くなった作家さんの蔵書が集められた〝本の博物館〟のような図書館で繰り広げられるストーリー

開館時間が夜の7時から12時まで

そこに併設されたカフェでまかないとして様々な本に登場する料理が出される

本好きの仲間たちが働くことになったきっかけやこの図書館が開館されることになったエピソードや、、、

ちょっとした掛け合いが本好きをくすぐる小説でした


原田ひ香さんの小説は読みやすいです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水車小屋のネネ

2024-05-29 08:56:00 | 読書
津村記久子さんの「水車小屋のネネ」

2024年 本屋大賞2位 受賞作品

水車小屋にいるヨウムという鳥の〝ネネ〟

そのネネと繋がる人々の助け合いと思いやり

家庭のさまざまな問題がある中、自立して立ち上がり、血の繋がりのない周りの人々に助けられ支えられてて生きていく40年の物語

温かい気持ちにさせてもらえる小説でした

誰かの役に立てる事はないかな〜と考えました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする