河村暁子さんの「カフネ」
「カフネ」とはポルトガル語で頭を撫でて眠りにつかせる穏やかな動作 とのこと
法務局に務める主人公の弟の急死にともない、弟の元彼女と出会う事になる
その元彼女の職場は「カフネ」という家事代行サービス会社であり、そこで依頼のあった利用者さん向けに食事を作っていた
主人公もそこでボランティアをする事になり、徐々に本来の弟の姿がわかってくる
食を通して人間愛・家族愛などを表現したストーリーでした
表面上は何不自由ない家庭でも心の中までは通じていなかったり、分かり合えていなかったり…
ネグレクトな家庭での問題であったり…
今の日本の隅々にありそうな事柄に着目して展開してありました
読みやすい小説です