10月24日
昨日の三年祭を終え、呉で直会
早朝、神社に戻り、掃除と日供祭をすませ
今日は、ちゅーピーカレッジクレド教室
伊勢の神宮の別宮荒祭宮が天照大御神の荒魂!ならば内宮は?
実は、内宮の神様は「天照大御神の和魂」ではない
本居宣長は『古事記伝』で「伊勢の荒祭宮は、大御神の荒魂に坐せども、然りとて本宮は和魂と申す物にはあらず、全体の御魂に坐り、又津国の廣田神社も、天照大御神の荒魂なり、如此同神の荒魂の、一に限らざるも、彼火をいくつも薪に分取たらむが如し」と説いています。
また、「さて又何れの神にもあれ、社を建て、和魂とも、荒魂ともなくて、此處(ここ)にも彼處(かしこ)にも祭ることある其も同じ御霊なり、必しも和魂荒魂と云に限れることには非ず、但同神といへども、其祭る社に随ひて、其御魂もほどほどに尊卑、大小けぢめなどはある、此彼火を分取るに、燭薪にまれ、其余何(ほかなに)にまれ、着(つく)る物の大小多少に随ひて、うつれる火も、其けぢめあるが如し、さて又神に御霊ある如く、凡人といへども、ほどほどに霊ありて、其は死ぬれば夜見国に去(まか)るといへども、なほ此世に魂ののこることもけぢめありて、始よりひたふるに無きが如くなる者もあり、又数百千年を経ても、いちじろく盛(さかり)にて、まことに神なる者もあるなり、さて然夜見国に去れる魂の、此世にも残るは、如何なるさまぞと云に、彼本の火を他處(あだしところ)へ将去往(もちさりゆく)に、其光はなほ本の跡へも及びて、しばしば明きが如し、然れども将去る火の遠ざかるままに、及べる本の跡の光は、やうやうに微(かすか)になりて消行如く、数多の年を経て、久しくなれば、残れる霊は滅(きえ)ゆくを、尊き神などは、黄泉国に去坐るも、此世に残坐御魂の、恒常(とこしへ)に衰(しめ)ることなく、熾(さかり)なるは、火大きなるが故に、持ち去りて他處に到着(いたりつき)ての後も、本の跡へ及ぶ光も、なほ盛りにして、かはること無きが如し、」と説いています。
中世以降の思想である四魂説(一霊四魂(幸魂・幸福・愛、奇魂・霊感・智、和魂・調和・親、荒魂・活動・勇)の固有の性質・機能をもつと言われる)はこれで否定できますし、純粋な古来から伝わる神道での霊魂観を宣長が示してくれています。さらに、神社祭祀や祖霊祭祀をいかにしていくかで、その御霊がどのような働きになるかをも示唆していると思われます。
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近々の祭典・行事予定
※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。
11月 1日 午前10時 月次祭
11月 3日 明治祭
11月23日 午後1時半 新嘗祭