バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃がんX線検診、検査中の流れ

2014年06月02日 | 胃X線を受診される方へ
おはようございます、すきくぴです。今日は胃がんX線検診の検査中の流れについてお話しします。

まずはじめに検査台に上がっていただき、発泡剤(5g)を、薄めたバリウムで飲んでもらいます。
次にバリウムを飲み終わったら、検査台が下がります。
そして仰向けの状態から右回りに三回転していただき、それぞれの体勢で撮影を行います。この時、胃の捻じれを直すために枕を挟んでいただきます。
その後、検査台が下がり、逆さまになった状態での撮影も行います。

※以前は検査台に上がる前にバリウムを飲んでいただいていましたが、以下の4つの理由により、現在は上がってから飲んでいただいています。
・腸が胃に重なって見えにくくなるため
・食道の病変を見つけるため
・バリウムの誤嚥を透視ですぐに確認できるため
・ゲップが出にくいため


いまだにバリウムを検査台に上がる前から飲用している施設がありますが、それでは満足な早期発見は期待できないでしょう。