バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃X線検査、動いていただく理由

2014年06月11日 | 胃X線を受診される方へ

こんばんは、すきくぴです。
今日は胃がんX線検査における、体位変換についてお話します。
バリウムを飲んでいただいたあと、台の上でぐるぐる回ってもらうのですが、これには訳があり、バリウムを胃の粘膜にくっつけ粘膜を写しだして診断しています。
また、胃の粘膜には粘液がのっかっていて、素早く動いていただくことで、粘液がとれて胃の粘膜をきれいに写し出すことができます。
したがって、身体が不自由であったり、めまいやふらつきのため、思うように体位変換できない方は、胃X線検査は難しいといえます。
そういった方は、胃カメラがお勧めです。胃カメラは素早く動いていただくことがないからです。

それでは今日はこのあたりで。すきくぴでした。