造影CTによる副作用についてです。非イオン性ヨード造影剤を用いることで、以前に比べ副作用は軽減されましたが、少なからず発生します。副作用の発生状況を調べた施設によると、造影CTを施行した約1%に副作用を認め、造影剤の種類や量、造影剤の注入速度の違いによる副作用の頻度には差がありませんでした。副作用の発生頻度の90%以上は、造影剤注入開始直後から15分間に多く、副作用の90%程度が嘔吐や吐き気、くしゃみやじんましんでした。
副作用の特徴を理解し、受診者に気を配る撮影が求められます。そして命に関わるアナフィラキシーショックなど、重篤な副作用が発生することもあるため、医師への素早い伝達や、薬剤、血圧計や酸素ボンベの位置などを覚えておき、普段から迅速な対応がとれるよう訓練しておくことが必要です。
副作用の特徴を理解し、受診者に気を配る撮影が求められます。そして命に関わるアナフィラキシーショックなど、重篤な副作用が発生することもあるため、医師への素早い伝達や、薬剤、血圧計や酸素ボンベの位置などを覚えておき、普段から迅速な対応がとれるよう訓練しておくことが必要です。