酒臭い、まだ酔っ払っている”大虎に変身したおにいちゃん”が病室にやって来た。
腹が痛いので救急車を呼んだらしい。
ここに来る時は痛みは取れていた。
顔見知りの看護士さん2、3人と共にやって来た。
過去に何度か入院したことがある常連さんらしい。
後でチラッと見えたが、40後半といったところ?
酔っ払っているので大変威勢がいい。
ガンマ-GTPは900らしい。
「ツ~、ツ~、ツ~、にいちゃんまだまだ」
以前の僕みたいに1,800ないと。
患者 「2週間飲まなかったけど、飲んじゃってよぉ~」
看護士さん 「また飲んでるの~、今度来たら後がないからね」
酒を飲んでいるだけなら病院には来ない。
腹の右側が痛いらしい、腹の右側は肝臓かなぁ?
痛み止めを飲まされている。
話の様子から膵炎は以前したらしいが、違うところみたい。
朝になるとネズミになる。
僕もそうだった。
夜は酒を飲んで「ガオ~!」。
朝になると「チュー、チュー、チュー」と言っていた。
担当の先生が来た。
「検査ではちょっと良くはわからないけれど、肝臓のまわりだね。脂肪肝が進んだせいかな? 胆管炎かな?
どっちにしろ原因は”酒”だね」
点滴君と絶食が待っている。
内科病院では腹が痛いのを治療してくれ、優しい看護士さん達が看護してくれるが、
根本的に解決するには、アルコール専門病院に行って”断酒”をしなければならない。
そうでなければ、酒→病院の繰り返しで、最後には”死”が待っている。
なかなか酒を止めるのは出来ないことだが、貴方ならどちらを選びますか?
僕は、こういう痛みがある人の方が酒を止めやすいと思うのだが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます