スコとyuwataの部屋

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雨天炎天(ギリシャ編)

2019年05月20日 11時45分57秒 | 書籍

先日、”あっちゃん”からキリスト教のことを少し教わり、

なぜ最多人口であるカトリックギリシャ正教がわかれたのか?を知った。

正教会は自らをローマ・カトリックから分かれた教会であるとは考えず、自らこそを初代教会からの正統としている。

このロードエッセイは、まずそのギリシャ正教のいくつもの修道院がある

ギリシャ、アトス半島を4泊5日の行程の旅について綴っている。

 

ギリシャのウラノポリからアトス半島に入ると風景がガラッと変わる。

アトス自治修道士共和国に入ったからだ。 

一般人は3日しか滞在できない。

女人禁制。

驚いたのは、ギリシャ正教が出来たとされる1世紀から変わらぬ生活を送っている事。
 
電気は無い。
 
今では考えられないとても厳しい生活。
 
それに半島は、まともな道路なんか無い、断崖絶壁の続く未開発の土地である。
 
1世紀から1990年の話なので、現在もそうだろう?
 
修道院の姿はショーン・コネリー主演の映画『薔薇の名前』を観てもらった方がいい。
 
その姿は幾つか写真を検索して見たが、村上氏のエッセイ文章もその風景を頭に描かせてくれる。
 
厳しいギリシャ正教、カトリックがいかに信者を増やしたかが想像できる。
 

 

 

面白かったのは、硬いカビの生えた不味いパンと冷えた豆のスープ

しか食事を出してくれない修道院があった。

そこに住んでいるネコがいて、その食事をいつも美味しそうに食べていた事。

うちのネコは美味しい”ちゅ~る”とカリカリしか食べない。

ネコも贅沢になったものだ。

修道士は質素な食事なのに、なぜか腹の出てる恰幅の良い人が多いそうだ。

何故だろう?

 

これからトルコ編を読む。


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