暇にあかせて

作ることが好きです。
木でも布でも 新しい
形にします。

自己嫌悪

2012-11-27 09:24:07 | 

またまた これと言って何もせずに

本を読んで過ごしてしまった・・・・

これじゃぁ 豚になっても仕方ないか・・・・・

「朝のこどもの玩具箱」   あさの あつこ著

     それぞれが少し変わった内容の短編集です。(こどもの というだけに 子供向けです)

     「謹賀新年」  母をなくし父は若いお嫁さんをもらいその上自分は天国へ・・  

               そんな女の子と義理の母のちょっと優しくほのぼのしたお話。

     「ぼくの神さま」 何処かの国 「いいか 神さまと言うのはここにいるんだぞ」

               と 自分の胸をたたいて教えてくれたトート(父)が得体の知れない病で

               急に死んでしまう。まともな病院にもいけない貧しい貧しい家族。

               貧しい貧しい地域。公害がにおう病気の人をかかえて息子は走る。

               自分の胸の中にいる神様に恥じないよう・・・

     「がんじっこ」  こうと決めたらテコでも動かない。他人の話を聞かない。気にくわないと

               口もきかない。がんこで嫌われ者のシゲばあさんの体験と本当の胸のうちは・・

     「孫の恋愛」  人間ときつねが織り成す不思議な世界。狐は本当に人に化けられるのかしら????

     「しっぽ」    突然しっぽが生え 同時に不思議な力を得た少年が本当に得たものとは・・?

     「この大樹の傍らで」  とおい未来。汚染された地球もそろそろ人の住める世界になってるはず。

                    選ばれた少年、少女達が地球へむかう。

                    ドームでは決して作れなかった「森」を作り、新しい人類の世界を

                    作るため。さて 成功したのでしょうか?

 

「だから 荒野」    桐野 夏生著

     週刊誌を読んでるような 気楽な小説ながら 「真理」やひょっとしたら自分の中にもあるかも?

     と 後ろめたい思いにさせられる そんな 何かが少しばかりあって まぁ 読んで時間の無駄では

     無かったよね と 自分を慰めてます。

 

デザートが2編続いたので 今は がっちり がっつり の 「バルチック艦隊」の話 を読んでます。

これは時間がかかりそう。でも とっても楽しみ。

 


ココ2,3ヶ月の本

2012-11-22 17:10:46 | 

随分とさぼってます。

さぼりだすとエンジンをかけるのが大変・・・・

取り敢えず まだ編集画面が機能しているうちに

読んだ本のタイトルだけでも と 重い腰、でしょうか 腕、でしょうか をあげて いざ!

「江戸幕府最後の改革」     高任 和夫(たかとう かずお)著

       よく悪者扱いされる 田沼意次を別の視点から見た歴史小説です。

       (内容はもうすっかり忘れてしまった・・・)

「もらい泣き」           冲方 丁(うぶかた とう)著      

        思わずもらい泣きをしてしまうような心温まる話等をまとめた短編集。

「かぜが強く吹いている」   三浦 しをん著

       たった10人だけの ぎりぎりのメンバーで 箱根駅伝に挑んだ人の話。

       箱根に行ったばかりだったので よけい楽しいでした。

「アフターダーク」       村上 春樹著

       難解です。どこまでが現実で何処からが虚構で 観念と真実の堺が

       判別できなくて 沢山のおいしそうな食材を並べて調理をせずに

       さぁーどうぞ と 出されたような 私には後に残るもののない

       不思議な小説でした。ただ 文章が澄んでいて読みやすく どうなるのか?と

       次々興味をそそられ 最後まで読んでしまいます。

       色々解説もありますが 「で、どうなの?」 と・・・。

「アイルランドの薔薇」     石持 浅海(いしもち あさみ)著

       南北アイルランドの統一を扱った推理小説です。

       かっこ良い日本人科学者が名探偵振りを発揮します。

       判りやすくて楽しいお話でした。

 

本ばっかり読んでないで もっとまともにPCと向かい合おうと 反省。

次はかなり前の旅行の写真をUPするぞ~~~。

 

       

       


久しぶりの

2012-10-04 22:37:26 | 

久しぶりに本を読みました。

「月魚」 三浦 しをん 著

古書店が舞台

若き当主とその友人が主人公

三浦しをんらしい 本を愛する心とまるで少女漫画を読んでるような

どきどき感 。

古書店 「無窮堂」 の当主 真志喜は古書に対するセンスがあり

父親を通り越して祖父に腕を磨かれる。

友人の 瀬名垣 太一 は 古書への生まれ持っての才能を持っていた。

二人は少年だったころに 「無窮堂」 の裏庭の菜園で出会い

真志喜は太一に熟れたトマトを手渡す。

のちに瀬名垣は 「・・・あれが禁断の果実だったんだな」

と 回顧する。

仲良く育った二人はある日の事件で以後の生活を大きく変えられ

お互いにその事件を罪の意識として持ち続けることになる。

しかし それをきれいさっぱり清算することを敢えてさける。

それは お互いが罪の意識を共有しているからこそ

腐れ縁のように 会い続ける事ができると信じているから・・

 

本に対する深い愛情が 文のここかしこに出てきます。

親子関係、才能、人間関係、色々な要素を丁寧に描き

そのうえで 少女マンガのような色彩をみせてくれます。

なにせ 「まんが」 なので とても読みやすい一冊でした。


「水神」

2012-06-19 10:38:21 | 

「すいじん」 水の神様    箒木 蓬生著

筑後川に 堰を造り 田畑を潤す水の確保に 全財産と使命をかけた

貧しい村の清くたくましい庄屋達とその村人の

血のにじむような努力のお話。

とても気持ちの良い内容になってます。


昔の本

2012-06-09 10:53:12 | 

図書館から借りる予定の本がまだ来なくて

何を読もうかな~~と本棚を物色

選んだのが 「変身」 カフカ著

突然昆虫に変身してしまった男の悲しい話です。

家族の取った態度をどう解釈すればいいのか

又「昆虫」とは何の比喩なのか

深読みしようと思えばきりがありません ので

読み流しました。