今年のメジャーリーグも終盤戦に入ろうとしている。
イチローのいるヤンキースが今年は、やばい。
ポストシーズン進出に黄色信号が点滅している。
同地区首位のレッドソックスとのゲーム差、7.5ゲーム差・・・。
ワイルドカード獲得もかなり厳しい状況だ。
そんな中、イチローの不振が気がかりだ。
一時調子が上向いた感があったが、このところまたもやひどい状態に見える。
解説者さん達は、結構言葉を柔らかくして、
『そんなに悪くはありませんが・・・』
『今の球は、難しい球で・・・』
『決して振れてないわけではありませんね・・・』
というような調子で、イチローの不調をハッキリとは言わない。
そして、日米通算4千本安打の偉大さを褒めちぎっている。
日米4千本まで、あと5本・・・。
・・・しかし、日米通算なんて意味があると思えない・・・。
イチローもおそらく、そんな数字に歓びはしないと思うのだが。
それよりも極度の不振を何とか早く脱してほしいというのが、
一ファンとしては切実たる望みだ。
もしイチローがこのままなら、今でも出場機会が減っているのに、
もっと出番が少なくなってくるだろうし、一応来年までは契約が残っているとはいえ、
メジャーリーグは、甘くはない・・・。
今年40歳になるイチローに対して、最悪のケースだってあり得るかもしれない。
松井選手引退の後、
個人的なメジャーリーグ観戦の楽しみは、完全にイチローに移っている。
ダルビッシュ、黒田、岩隈、青木、川崎、上原、田沢、それから和田、松坂の復活も近そうで、
他の選手にも注目はするものの、
毎日のようにメジャー観戦を楽しみにできるのは、やはりイチローの存在が大なのだ。
もし、イチローが今の状態のままならば、来年以降のプレイが危ぶまれる。
・・・年齢を考えれば、引退の二文字も浮かび上がってくる・・・。
阪神淡路大震災の前年、
神戸グリーンスタジアムでイチローを初めて見た時から、19年。
ちょっと癖のある職人的な天才打者、イチロー・・・。
すっかり頭が白くなったその姿だが、あと数年は見ていたい。
そして、メジャーリーグでの3千本安打達成をこの目で見たいと思う。