毎週楽しみに見ている朝の連続ドラマ、『ごちそうさん』。
ついに今週が最終週となった。
そして、視聴者が気になるひとつに、旦那、悠太郎の行方、がある。
撮影のクランクアップの記者会見でも悠太郎は出席してなくて、
どうもNHKは、トップシークレットにしていた様子だった。
(杏ちゃんとのプライベートなお付き合いも関係したのかもしれないが・・・。)
その最終週の肝心かなめの秘密が、、、アッという間にネタバレした・・・。
そのネタバレの犯人は、ドラマでは主人公め以子のお祖母ちゃん役、
そして糠床のナレーションで出ている、吉行和子さん。
なんと生放送中に、悠太郎の去就をネタバレしたということらしい。
NHKの生放送の番組中だったので、押さえることができず、周りの雰囲気が一挙に凍りついたそうだ。
まぁ、一視聴者としては、一番気になっていたことなので、
ホッとした気持ちがするものの、なんとなく実際の映像で知りたかった、、、ような微妙な気がする。
ともあれ、この吉行和子さん。
知る人ぞ知る、案外天然の性格だ。
ご存じの通り、お母さんは美容家の吉行あぐり。兄は、作家の吉行淳之介。
もっというと、お父さん、妹さんも作家、詩人、そしてご本人もエッセイスト、そして俳人として有名。
当年78歳。独特の雰囲気を醸し出す、希少な女優さんである。
先日見た『東京家族』では、自分の母と重なって、吉行さんの演技に大泣きした。
そして、先週、徳島の山奥の老人たちが葉っぱビジネスを成功させたという話を映画化した、
『人生、いろどり』を見て、なんだか勇気をもらった。
『人生、いろどり』は、一昨年の映画。
徳島の上勝町で実際にあった葉っぱビジネスを成功に導いたお話だ。
細かいストーリーまで実話かどうかは分からないが、
料理の「つま」として、葉っぱを売るという発想を、実際に現実化していく過程を
田舎の閉塞感の中、因習との確執を打ち破って進んでいくおばあさんたちの姿を、
心地良く描かれた秀作。
この映画を見て、お年寄りが頑張る姿に力づけられた。
望みもなく淡々と生きてきた人生の終盤に、いきなりいろどりが添えられる。
すると、彼女たちは生き生きとして、前向きに進んでいく・・・。
その前進力、力強さは、人間至る所に青山あり、、、ということを思い出させ、心を鼓舞された。
それと、この映画で、もう一つ思ったことがある。
生涯を、ほとんどの人がこの片田舎で生まれ、過ごす人のこと。
たとえこういうビジネスが成功しなくても、なんとなく幸せそうに思えたのだ。
実際一生を同じ地で生きていくのは大変な苦労、我慢があったり、紆余曲折があると思うのだが、
同じ場所に生きて、そこで終生過ごせるということは、やはり日本の風土の中では至って自然なことで、
幸せなことではないのかな、と思う。
自分がそういう生活ができなかったから、隣の芝生的にそう思うのかもしれないが、
欧米と違って、日本の風土では土地に対する定着性は、かなり高いのではないだろうか。
自分を振り返ってみると、
今まで各地を転居、引っ越ししてきて、同じ処に住んだ年数で一番長いのが十数年という生活。
ひとつところにジッと腰を落ち着けて生活したことが、ない。
親の仕事の関係や、自ら進んで選択したことではあるのだが、
ひとつところで、一生を過ごすことへの憧れが、間違いなく心のどこかに、ある。
今更そういう経験もできないし、ないものねだりではあるのだが、
この年齢になって、『人生、いろどり』を観て、改めて考えさせられた。
この頃、40代の頃思っていた、田舎暮らしの気持ちが再燃している。
といっても、遠く離れた片田舎、という気持ちからは変化して、
近畿圏のどこか田舎の方で暮らしたいという感じである。
あと数年先、お母ちゃんが引退して、納得してくれたなら、
そんな生活に挑戦してもいいかな、なんて地味~に思っている。
何処に住もうが、住めば都、だと心の中では思っている。
ついに今週が最終週となった。
そして、視聴者が気になるひとつに、旦那、悠太郎の行方、がある。
撮影のクランクアップの記者会見でも悠太郎は出席してなくて、
どうもNHKは、トップシークレットにしていた様子だった。
(杏ちゃんとのプライベートなお付き合いも関係したのかもしれないが・・・。)
その最終週の肝心かなめの秘密が、、、アッという間にネタバレした・・・。
そのネタバレの犯人は、ドラマでは主人公め以子のお祖母ちゃん役、
そして糠床のナレーションで出ている、吉行和子さん。
なんと生放送中に、悠太郎の去就をネタバレしたということらしい。
NHKの生放送の番組中だったので、押さえることができず、周りの雰囲気が一挙に凍りついたそうだ。
まぁ、一視聴者としては、一番気になっていたことなので、
ホッとした気持ちがするものの、なんとなく実際の映像で知りたかった、、、ような微妙な気がする。
ともあれ、この吉行和子さん。
知る人ぞ知る、案外天然の性格だ。
ご存じの通り、お母さんは美容家の吉行あぐり。兄は、作家の吉行淳之介。
もっというと、お父さん、妹さんも作家、詩人、そしてご本人もエッセイスト、そして俳人として有名。
当年78歳。独特の雰囲気を醸し出す、希少な女優さんである。
先日見た『東京家族』では、自分の母と重なって、吉行さんの演技に大泣きした。
そして、先週、徳島の山奥の老人たちが葉っぱビジネスを成功させたという話を映画化した、
『人生、いろどり』を見て、なんだか勇気をもらった。
『人生、いろどり』は、一昨年の映画。
徳島の上勝町で実際にあった葉っぱビジネスを成功に導いたお話だ。
細かいストーリーまで実話かどうかは分からないが、
料理の「つま」として、葉っぱを売るという発想を、実際に現実化していく過程を
田舎の閉塞感の中、因習との確執を打ち破って進んでいくおばあさんたちの姿を、
心地良く描かれた秀作。
この映画を見て、お年寄りが頑張る姿に力づけられた。
望みもなく淡々と生きてきた人生の終盤に、いきなりいろどりが添えられる。
すると、彼女たちは生き生きとして、前向きに進んでいく・・・。
その前進力、力強さは、人間至る所に青山あり、、、ということを思い出させ、心を鼓舞された。
それと、この映画で、もう一つ思ったことがある。
生涯を、ほとんどの人がこの片田舎で生まれ、過ごす人のこと。
たとえこういうビジネスが成功しなくても、なんとなく幸せそうに思えたのだ。
実際一生を同じ地で生きていくのは大変な苦労、我慢があったり、紆余曲折があると思うのだが、
同じ場所に生きて、そこで終生過ごせるということは、やはり日本の風土の中では至って自然なことで、
幸せなことではないのかな、と思う。
自分がそういう生活ができなかったから、隣の芝生的にそう思うのかもしれないが、
欧米と違って、日本の風土では土地に対する定着性は、かなり高いのではないだろうか。
自分を振り返ってみると、
今まで各地を転居、引っ越ししてきて、同じ処に住んだ年数で一番長いのが十数年という生活。
ひとつところにジッと腰を落ち着けて生活したことが、ない。
親の仕事の関係や、自ら進んで選択したことではあるのだが、
ひとつところで、一生を過ごすことへの憧れが、間違いなく心のどこかに、ある。
今更そういう経験もできないし、ないものねだりではあるのだが、
この年齢になって、『人生、いろどり』を観て、改めて考えさせられた。
この頃、40代の頃思っていた、田舎暮らしの気持ちが再燃している。
といっても、遠く離れた片田舎、という気持ちからは変化して、
近畿圏のどこか田舎の方で暮らしたいという感じである。
あと数年先、お母ちゃんが引退して、納得してくれたなら、
そんな生活に挑戦してもいいかな、なんて地味~に思っている。
何処に住もうが、住めば都、だと心の中では思っている。