づれづれ気儘日記です

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内覧会

2014年06月30日 11時43分26秒 | 日記
           *** 屋上からの眺望 ***


 うちから歩いて5分くらいのところに大きな病院ができた。

建設が始まって2,3年、もっと経っているかもしれない。

ようやく完成となって、明日7月1日が開院日だ。

先日、家のポストにその病院の内覧会の案内が入っていた。


 以前書いたことがあるが、この現場ではユニークな警備のおっちゃんが居て、

工事搬入口の辺りの空き地に、いろんな花を育てて、道行く人にも気軽の声をかけたり、

周辺の人たちにうるおいの空間をもたらしていた。

 時折散歩に行くうちの愛犬と共に、会話を交わしたりして思い出もある。

前歯が少し欠けた、ユニークな初老のおっちゃんだったが、

途中工事が中断した頃合いで見かけなくなった。

・・・元気で暮らしていればいいのだが・・・



 途中で工事が中断したというのは、もしかすると、

東京都知事への資金提供という事件の影響なのかな、と思ったりもするが、

それは定かではない。


 とりあえず、結構な時間を掛けて完成した、

なんとなく我が家にとっても他人事ではない距離にできた大病院でもあるので、

夫婦そろって、昨日、日曜日の昼間、ちょっと暑かったのだが、

いそいそとお出掛けをしたわけだ。


 普通こういう病院の開院に際して、内覧会というものがあるものなのかどうか

よく知らないが、かなり懇切丁寧な案内だった。


 断らない医療…命だけは平等だ…などという言葉が有名なこの病院の理念…

案内している人たちも、かなり丁寧で、気配りされていて気持ちが良かった。

将来、自分たちがこの病院で命を助けられるかもしれないし、

何かあったらこの病院に厄介になる可能性も大きいので、

こちらも目を凝らして設備や対応をチェックしてしまう。

9,10階は、介護老人施設になっているので、若干それも関係してくる。

そう遠くはない将来の話かもしれないし、・・・。



   最新の設備。MRIやPETCT、血管造影機…それから特別室、個室、通常病室…
    

    

  驚いたのは、手術室が12室もあること。室はハイブリッド手術室(これは見れなかったが。)
    
 手術室は、なんか懐かしい感じがした…7年前の手術…意外と覚えているものだ。



 ロビーでは、パーティーが準備されていて、生演奏の弦楽四重奏が流れていた。

そして料理が並べられていた。きっと地域の医院の先生方が招待されているのだろう。

残念だが、地域の住民はパーティーには招かれてない・・・。食べたかったわけではない・・・^^;

  


 地上11階、地下1階。ベッド数は500を超える近くにできた大病院。

さて、将来この病院で命を助けられることになるのかどうか・・・。

心強い気がする半面、ご厄介にならないことを夫婦で話しながら帰宅した。

       ***吹田徳洲会病院***
  




今日は映画館に

2014年06月28日 21時28分18秒 | 日記

 昨日はDVDで見た映画のことを書いたが、

今日は、映画館に行って観た映画『春を背負って』のこと。


 今週は、DVDを借りてないということもあったが、

とある映画達人の知り合いの女史から、

「『春を背負って』、いいわよ。」というメールでの一言があったからだ。

この映画達人の女史。一目も二目もおく存在の方だ。・・・逆らえないし、・・・


 で、いつも行く映画館に向かった。

以前はワーナー系のシネコンだったのが、

本格的に『イオンシネマ』に模様替えをしていた。といっても外見は変わらず、

料金体系とかがすっかり変わって、今までは50歳以上の夫婦は二人で2千円、

だったのが、55歳以上の人は千百円、に変更されていた。

若干年齢条件が厳しくなって百円アップしていたわけだが、

一応55歳以上は問題なく到達しているし、

イオンのオーナーカードを提示すると百円引きで千円になるので、

実質的には以前と同じということなので、実に助かる。

くわえてドリンクかポップコーンどちらかを一人分サービスというのもあったし、

消費税増税分のことを考えると、ちょっぴり得した気分に。



 前回ここで見たのは、『42 世界を変えた男』。もうそれから半年余りが過ぎている。

時間の経つのは早いなぁと思いながら、いつもと同じ初回の上映を待った。

休日とはいえ、初回は人は多くないので、大体スクリーン中央の一番いい席が取れる。

お母ちゃんが無料のドリンクを片手に、僕は家から持ってきた伊藤園のお茶を片手に、

朝のちょっと清々しい(というか、少し冷房効きすぎかという冷気の)中、

長い予告編の後、『春を背負って』がはじまった。館内は、同じ様な世代の人が目立つ。


 監督は、『劒岳』の木村大作さん。黒澤映画で著名なカメラマンだ。

雄大な立山連峰の山小屋を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。

ストーリーだけを考えれば、おそらくそんなに複雑でもなく、意外とあっさりしている感じ。

親子の確執やそこを自分の居場所にした人とその人と関わっている人達との関係性を、

立山連峰の景色を背景に描かれている。

この山の景色があれば、演技はいらない、とまで木村監督は言っている。

実際、下手な演技はいらないと、ホントにそう思ってしまう。


 ただ、フッと感じたのは、映画『49日のレシピ』にちょっと似通っているかなということだ。

人間、生きてきた人生では、誰にでもかかわってきた人との数々のドラマがある。

そういう点で、『49日のレシピ』に似てるなぁと思った。

しかし、絶対的に違うのは、背景で画面を圧倒している立山連峰・・・・・なのだが。



 四季を通して、優しい自然やこの上もなく恐ろしいくらい猛々しい自然が、

この物語の根底に描かれている。映像の素晴らしさは、言葉を絶するくらいだ。

 見終って感じる、なんとも言えない満足感、充足感は、言葉で表現しにくいくらい。

横で、家内はジワーッと涙を流していた。


 この映画、やっぱり劇場で見るのが、大正解だった。

いい映画を見て、心のビタミンになった気がする・・・。




週末の楽しみ

2014年06月27日 16時10分55秒 | 日記

 この数カ月、週末は大概DVDを見るのが習慣になってきている。

我が家の暗黙のルール。…DVDと朝の連ドラ、大河ドラマは一人で見ない、というのがある。

普段働いているお母ちゃんは、平日結構お疲れモードなので、

週末にまとめて見る、というのがうちのルールになっている。

 別に話し合って決めたわけではない。

が、長年一緒にいると、自然とそんなルールになってきた。

・・・つまり、一人で見たということが分かると、

お母ちゃんの機嫌が微妙~~に悪くなるということから自然とそうなったという訳だ。

(同じ処を歩いていると、そこに道が出来るというのと同じみたいなものかも。)


 DVDは邦画を見ることが多いのだが、この処ハマった映画がある。

それは、今頃遅い!!と言われそうだが、、、『フィッシュストーリー』。

原作は、伊坂幸太郎さんで、監督は、中村義洋さん。

あまりにも面白くて、夫婦で二度も見返した。

邦画でもこんなに洒脱で、面白い映画があるんだと、正直感動した。

結構有名な原作者と監督だそうなんだが、今まで全く知らなかったので、

その延長で、ほかの作品も楽しく見させてもらった。

『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』。

そして、監督は違うが、『Sweet Rain 死神の精度』『重力ピエロ』。

伊坂幸太郎さんの原作の映画化されたものは、残り数作品のみになった。

それぞれの作品は結構ストーリーもモチーフも異なっているので、

なかには今一つかなぁと思う作品もあったのだが、それでも面白さはそれぞれあって、

楽しませてくれる作品が多かった。


 でもそのなかで、我が夫婦に絶大なる面白さを提供してくれたのが、なんといっても、

フィッシュストーリー』というわけだ。

もう5年ほど前の作品で、今更なのだが、時系列が錯綜して、

奇想天外な出来事が解明していくという、その解き明かしの過程がなんとも面白い。

また、当時の時代背景を思い出したりもするので、

今見ても何の遜色もなくて、逆に面白さが増してくる感じがした。

それと斉藤和義さんの曲、激中の逆鱗さんたちの歌もいい。




 夫婦でDVDを見て、何気なく交わす会話は、ときにはお互いの感受性を無視したり、

けなしたりすることもあるのだが、それも分かったうえでほぼ毎週欠かさないこの習慣、

かなり癖になってきている。・・・夫婦円満の秘訣という訳ではないのだが^^;・・・・・。


 


逆転していた・・・

2014年06月05日 21時15分52秒 | 日記
           ***散歩道のヒメジョオン***


 うちの毎年5月の恒例行事。

クルミの7種ワクチン接種と二頭の薬・フィラリアをもらう為に動物病院に行くこと。

ワクチン接種は、3年に一回くらいでいい、という人もいるようだが、

なんとなく不安なので、毎年接種している。

もしこれが自分のことだったら、毎年接種しているかどうか、、、、???

インフルエンザの予防接種なんて、打ったこともないくらいだし、

最近は尿酸値が高くても、投薬はせずに様子見したりしている・・・・・。^^;



 人間と違って、言葉が話せない彼ら。

フィラリアで簡単に死んでしまったりするのを他で見ているので、

この薬は絶対に欠かせない。

で、そのために血液の検査と体重測定を毎年やっている。

      ☆ スミレ 7歳 ☆
      

      

         ☆ クルミ 4歳 ☆
         

         


 同じ犬種、ヨークシャーテリア。といっても個体差はすごい。

性格、行動は半端なく違う。人間の個性と同じように十人十色、いや十犬十色。。。。である。

しかし、体格はそれぞれ骨格の上に成り立っているし、

毎日同じ食事を同じタイミングで食べているので、その違いが変わることは今までなかった。

油断、、、していたという訳ではなかったのだが、
(なんとなくクルミのお腹周りがぶっとくは感じていたのだが、)

骨格の大きいスミレの体重を、骨の細いクルミが、わずか100グラムではあるが、

な、な、なんと逆転していたのだ・・・・・。

先生。『アレッ、クルミの方が重いでぇ。』

   『クルミ。おまえ太ったなぁ~~。』

それを聞いて、夫婦で目が点になった・・・。

先生曰く、『頭、打ってから太り過ぎやでぇ。気ぃつけてあげてなぁ。』

そう諭されても、クルミが余分にエサを食べているわけでもない・・・。

かえす言葉もなく、『はぁ。』というくらいが精いっぱい・・・。

 わずか4キロ余りの体重なので、この逆転はとてつもなく大きい。

今までは、スミレの方が確実に300~500グラムは重かった。

それが、、、たった100グラムとはいえ、逆転とは・・・。ショックだった。



 スミレは今までと同じ体重を維持しているので、このままでいいとしても、

クルミはちょっと肥満犬になってしまった。



 それから2週間余りがたって、敢えてクルミの歩調に合わさずに

ちょっとスピードアップして散歩するようにしている。

クルミも日陰で休もうとするのは変わらないが、

なんとか引き摺られる格好ではあるが、歩いている。

飼い主として、やっぱり愛犬の健康管理はしっかりせねば、と思う。

同じ食事をしていても、散歩に行くと必ず3回は大をするスミレ。

それに引き換え、散歩に行っても大をしたりしなかったり、ちょっと便秘気味のクルミ。

いつもあげている乳酸菌のおやつをクルミの方に少し多めにあげるようにした。

・・・一応今の段階で、体重の逆転は解消されている・・・。・・・ホッ。

とはいえ、油断禁物。体重を測るのもキチンとしていこう。



 ところで、先週、DVD『ひまわりと子犬の7日間』を見た。

予想通り、少し涙したが、激涙、まではしなかった・・・。

 しかし、感動作だった。

主演の堺さん演じる保健所職員の、

捨てられた親犬の一生を考えて、感じてあげようとする姿勢。

言葉を語れない動物に対して、真面目に向き合わないといけないな、と

つくづく感じさせられた。

が、わが愛犬に対しても他人事ではなくて、

しっかりと付き合っていかないといけないと改めて思った。

 宮崎で実際にあった実話だそうだが、

いまだに捨て犬が後を絶たない現実。もう少し動物保護法を厳しくしたり、

ペットを飼う際の条件を厳しくしたりした方がいいのかもしれない。


     

           




桃栗三年柿八年、、、

2014年06月04日 15時40分13秒 | 日記

 以前にも書いたことがあるのだが、うちの小さな庭には実のなる木が多い。

こんな狭い庭に、これでもかぁ、というくらい植えてある。

植えられている木々たちも迷惑な話なのかもしれないが、

なんとか生き抜いて、実ってくれている。

・・・今年は、梅の実が豊作。
(ただし、この梅は枝垂れ。最初から実をとることを期待して植えたわけではない。)

      


 全くもって個人的嗜好だが、実が生るとワクワクしてしょうがない。

  (それなら田舎で果樹園でも営めばいいかもしれない、と思わなくもないのだが・・・。)
  (これはきっとお母ちゃんが猛反対するだろう・・・。^^;)

 そして、その木々たちの中にビワの木がある。

それは、たまたま買って食べた、長崎の茂木のビワ。

美味しかったので、残った種を乾燥して、なんとか発芽させて、庭に植えたのだ。

記憶が曖昧だが、多分十年位前のことだったと思う・・・。

狭い庭なので、発芽した苗を何カ所かに植えた。

去年は、台風でその内の一本が倒れて、ちょっと大変だった。

というのは、ビワの木というのはかなり硬いのだ。

倒れた木を切って廃棄しようとしたのだが、硬くて簡単には切れない。
(新しく切れ味のいいノコギリを買ってきて切ったほど・・・。)

切った幹の部分は、これで木刀でも作ったら、きっと泥棒には効果的だろうな、

と思う位、素晴らしくまっすぐで硬くて重い木だった。
 (・・・が、結果、惜しみながらも廃棄した。)


 そんなビワの苗木の中で、唯一陽当たりのいい処に植えた木が一本。

それが去年くらいからようやく小さな実をつけ始めた。

・・・そして、今年。

花がかなり咲いていたので、期待は大きく膨らんでいた。

で、こんな感じに実が生った。

            

     


 ホントはきちんと摘果して、袋でも掛けて食べれるようにしたかったのだが、

陽が当たるとはいっても、場所がちょうどお隣さんとの境界、

そして一段上のうちの庭には大きくなったサクラの木・・・。

    こんな感じ。
   

つまり、脚立を立てにくく、手入れしにくい場所なのだ。

キチンと摘果して、袋かけをしていたら、おそらく立派に結実したと思う。

ふ~~、もうちょっと植える場所を考えればよかった。・・・残念である。



 そんなこんなでこの数週間ほど、指をくわえてチョコチョコ庭の方を眺めていた。

すると、カラスが1羽、(おそらく毎日同じカラスなんだろうと思うのだが、)

この1週間ほど、一段上にあるサクラの枝に止まって、そこからビワの実をいじっていた。

微妙につついているような気配だったのだが、

なんと今日、さっきのこと、ついに実をもいで飛び立った。


 なんの世話もしてないビワなので、器量も悪く、キズも入っている。

しかし、そのカラスには、きっとご馳走だったに違いない。

それから数回飛んできては、実をもいでは飛び去っていった。

カラスの子がいるのだろうか・・・。



 十年もかけて育って、なんとか食べてみたかったのだが、

こちらの口には入らず、カラスのデザートに消えていった。

これも自然へのお裾分け、、、なのかな~。

カラスにお裾分けしていいものなのか、どうか、微妙なところだが、

彼らも自然(社会?)の中で生きている賢い動物。

雑食でゴミあさりで嫌われ者だが、うちのビワで腹がふくらむのなら、少しは役に立ったかな。

・・・でも、せめてカラスくん、どんな味だったのかだけ教えてほしいなぁ・・・




 桃栗三年柿八年、この後に続く文句は、

柚子の大馬鹿十八年とか、、、梅は酸いとて十三年、、、とか、、、

枇杷は九年でなりかねる、、、とかいろいろ言われるが、

うちの場合は、約十年でビワが生ったということになるんだろうな。

まことに月日の掛かることである。

 しかし、実のなる木は、楽しいもんだ^^

 ・・・なんとしてでも、来年は食べてみよう。