今年から再開した陶芸。
いつの間にか半年が過ぎ、八か月目に入っていた。
そして、ようやく土練り、菊練りが形になり、先生から卒業を言われた。
月二回、そのうち毎回一時間を土練りに充てていたので、
延べ約14時間、土を練っていたことになる。
結構体力のいる作業なので、連続して出来るようなものではないが、
14時間、と時間数で言うとなんだか、案外短いもんだなという気がする・・・。
菊練りと言うのは、チャンと練ることができると菊の花のようになる。
均等に菊の文様が出るが難しくて、結局4,5か月かかっただろうか。
そして、この2か月位、古参の皆さんから、お褒めの言葉を頂くようになって、
自分でも土を練ることが楽しくなってきていた。
土は、練りを重ねていくと、段々固くなっていく。
一時間も練っていると、水分が少なくなって、固さも進んでいく。
そうなると、練る力加減が均等にはいかなくなって、
未熟さ故、土と格闘、ケンカをする感じになっていく。
綺麗な菊の形とはかけはなれ、不細工な外形になってしまうことが多くなる。
最初の数か月は、その度に土に水を足して、泥だらけになりながら、
荒練りから再度やり始めていたのだが、
ある時期から固くても苦にならなくなってきた。
土と喧嘩せず、自分の体重をうまく土に乗せて、均等に練れる感じだろうか。
そして、先週。
先生と一緒に50回の練りを二回ほどこなして、『卒業』と相成ったわけだ。
自動車免許なら卒検といった感じかな。
しかし、変なもので、菊練りの時間がなくなると、なんとなく寂しい。
ろくろで使う分の土を練るので、全くなくなるわけではないのだが、
100回ほど練って、まとめたら、もうそれで終わり・・・。
あとは、ろくろでの作業になる。
ろくろの方は、皿、ぐい呑みの成形の練習を卒業して、
次は湯呑みの練習に進む。
成形の方は、以前随分長くやっていたので、自分では難しさをあまり感じてない。
ひとつひとつ確実に基本を習得していく感じで進んでいる。
まだ作品作りには至ってないのだが、
ひとつの大きな山は越えた気がする・・・。
ふと思うのは、時間の経過が早いと思うことだ。
あれっという感じでもう八か月目・・・。
この調子ならアッという間に還暦になってしまいそう・・・。^^