ブーニーと

カフェサニーブーニーが閉店してからの呟きをメインに綴ります。まだまだ追いかけるよ。

幼い記憶が蘇る

2024-06-18 03:18:00 | ブログ
一人っ子の私にとって、親戚の特に歳の近いいとこは、滅多に会えることのない兄弟のようで、当時の思い出が蘇ります。2つ違いの年下の彼とは親戚の不祝儀で数十年ぶり顔を見てはいるもののの、じっくりと話した事はなく、覚えているのはまだ二人が小学校に上がる前、母の実家で夏のお祭りに浴衣姿で一緒に行った時の事。大人たちから聞かされていた彼の少ない情報では、とても綺麗好きで、人と手を繋ぐのを嫌がったりすると言う話だったので少し距離を置いていたのですが、その時、そばにいた大人から「ほら、お姉ちゃんなんだから、ちゃんと手を繋いでね」と促され、え!でも手を繋ぐの嫌って言ってたし、泣いちゃったらどうしよう?と6歳ぐらいの私は戸惑いました。それでも恐る恐る彼の手を握ると、可愛い笑顔で握り返してきたのがわかり、安心したのを覚えています。その瞬間が一番印象的で、それから60年近い時間を経て、再会する機会に恵まれました。すっかり貫禄がつき、ロマンスグレーの素敵な紳士になったいとこは、お父様に雰囲気の似たイケメンになっていました。あれこれと昔話や、世間話をするうちにあっという間に2時間が経ち、雨模様になってきたこともあり、解散しましたが、また近いうちに会うことを約束し東京の真ん中から西と東に別れて行きました。もし自分に弟がいたら、こんな感じなのかな?と想像し彼との次の機会が楽しみになります。空の上から母や伯父がきっと見ていただろうなと思うと少しキュンとした家路でした。



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