あしたば通信3月号より
知られざる植物の世界
NHK「超・進化論2022年11月6日放送分
植物からのメッセージ
~地球を彩る驚異の世界~より
NHKの「超・進化論」という番組がとても興味深かったので、少しご紹介しますね。最先端の科学は今、植物が持つ驚異的な能力を明らかにし始めています。何気なくそばにある植物の本当の姿とはどんなものでしょうか!?
★植物は動物と同じように”感じている”!!
例えば、植物の一枚の葉を青虫がかじった時、植物はそれを感じて、しかも葉から植物全身に”かじられた”という信号を送っているのですって!さらにその”かじられた・食べられた”という信号を受けとって、食べた虫にとって有毒な物質を植物全身から生みだして反撃するそうです。
★植物は”おしゃべり”する!
植物は虫に食べられた葉から「食べられた」と全身に伝え、さらに周りの植物へも同じように伝える物質を放出します。すると、それを受け取った周りの植物は、敵が来る前に、虫にとって有害な物質を放出することで守ることができるのです。植物は互いにコミュニケーションをしているのですね!!
★植物は植物以外の他の生き物にもメッセージを送っている!!
ニレの樹でハムシが卵を産んだ場合、ハムシの天敵であるハチにそのメッセージを伝え、ハチを呼びよせます。アカマツはマツハバチの幼虫に食べられていると、その天敵であるシジュウカラに伝えて呼ぶこともあります。虫や鳥、植物は膨大なコミュニケーションが存在しているのですね。
★植物は助け合って生きている!
植物は地下世界で菌とつながり、菌と共生関係をき築いています。さらに菌は菌とつながり、木と木をつなぐ菌糸の巨大なネットワークがあります。隣り合う植物は競い合って、光や栄養分をとりあっている、と考えられていましたが、実は助け合いのネットワークで安定した生態系を作っていたのです!!