私はN地のカバークロップを自走式草刈り機で粉砕する作業が完了して、ちょっとホッとしているところです。
ヘアリーベッチは夏場には枯れて、マットのように畑を覆って他の草の発芽を抑えるそうです。
なので、そのままでもいいかとも思いましたが、ヘアリーベッチだけでなく他の草もけっこう生えているので、全面に自走式草刈り機を橋足せて刈り取り・粉砕してしまいました。
秋冬野菜を作付けする畝にはソルゴーを蒔き、今年は使わないところにはセスパニアの種を蒔きます。
セスパニアは過湿状態のところでもよく育って、地中深くまで根を伸ばすそうです。
つまり水捌けを良くするということですが、去年の夏にセスパニアを蒔いた部分は実際にかなり水捌けが良くなっている感じです。
去年の秋にセスパニアを刈る時には、水捌けが悪くて自走式草刈り機が動けなくなったりもしました。
今年はそういうところもほとんどなくなっていました。
まあ、天候の影響もあるのでしょうが、全体的に水捌けはよくなっている感じがします。
時期をずらして4回に分けて植え付けしたトウモロコシやスープの材料にするツル無しカボチャなども今のところは草に負けずに順調に生育してくれています。
他の野菜もまあまあいい感じです。
不耕起栽培なので、元肥は全く入れていないのに、少しの追肥ですくすく育ってくれています。
つい先日、隣の田んぼのおばさんに「草も凄いけど、野菜もよくできていますね」と言ってもらえました(笑)
作付けごとに耕耘するのは、雑草対策ということもあるのですが、草マルチをすれば雑草もある程度は抑えることができるし、草の根が分解することで無数の細い排水管になって水捌けも改善され、土壌微生物のエサになる有機質を補給して、土を豊かにしてくれます。
「雑草は敵で、敵は根絶やしに」という発想を、「何をも敵視せずに、耕作者の役割は共生によるバランスを維持・発展させる手助けをすること」というふうに発想の転換をすれば、けっこう面白い「場」が形成されそうな気がしています。
今のところは作業の段取りが把握しきれないので援農の呼びかけもしにくいのですが、もう少し見通しが立てられるようになれば援農&飲み会もお願いしたいと思っています。

