畑 N地
8月30日現在のN地の写真です。右側の草刈りしたとこはカバークロップ(ソルゴー)が2メートルくらいに成長してました。左側にそだってるのはセスパニアというカバークロップです。
以下↓ 2023年8月24日(木)の日記です。
N地(16アール)に果樹やカバークロップ(被覆植物)を育てている。カバークロップとしてソルゴーやセスパニアの種を蒔きました。それがある程度成長してから自走式草刈り機で刈り取り・粉砕して畝の表面を覆います。主に来年の春から作物栽培を始める部分にはカバークロップとしてソルゴーを育てています。
来年秋以降に作物を栽培する予定の部分は水捌けが悪いこともあって、セスパニアというマメ科の植物を育てています。セスパニアは根っこが深く伸びるので、圃場の水はけを改善するといわれています。しかも、セスパニアの根っこに付く根粒菌が空気中の窒素を固定する働きが強いので、セスパニアは無肥料で生育し、後作の作物の肥料も半分ぐらいでいいとのことです。
久しぶりにN地に行ってみると、ソルゴーも私の背丈よりも高く茂って、セスパニアも私の肩あたりにまで青々と生育していました。セスパニア、全くの無肥料でこんなに生育してくれるのはありがたいです。
来年春から作物栽培する部分は枝豆や黒豆も植えるし、今年10月と11月にはソラマメやエンドウ類の種を蒔くので、マメ科の連作障害を避けるために、マメ科のカバークロップではなくイネ科のソルゴーの種を蒔きました。ソルゴーは肥料をやらねば育たないので、7月ごろだったかの暑い中で一輪車に乾燥鶏糞を積んで、奥行き50mを何度も運びましたが、フラフラになってしまいました。
昨日は夕方から1時間半ぐらい、超安価で譲ってもらった自走式草刈り機でソルゴーを切断・粉砕してみました。ソルゴーの背丈が長く、密生しているので、時々は詰まったりもしましたが、十分に使えることが分かりました。あの長さのソルゴーを自走式草刈り機で切断・粉砕できるのかどうか、不安でいっぱいだったのですが、何とか出来ることが分かってホッとしています。昨日は雷雨になりかけたので、途中までで帰ってきましたが、あと1日でソルゴーは刈り取り・粉砕して、畝の上に敷くことができると思います。ソルゴーの後は9月半ばにやはりカバークロップとしてエン麦などを蒔いて、発芽した頃に有機肥料をやります。セスパニアのところは9月初めに刈り取り・粉砕して、来年の初夏ごろまで畝を覆うはずのヘアリーベッチというマメ科の植物の種を蒔く予定です。
しばらくの間は雑草も生えるでしょうし、肥料が必要な作物もありますが、ゆくゆくは雑草も減って、無肥料か極めて少ない肥料で作物を育てられるんじゃないかと思っています。実際、秋にヘアリーベッチの種を蒔いて、春からは無肥料でお米を作る農法に挑んでいる人たちもいるようです。
日本は肥料もほとんど全部を輸入に頼っているので、再生可能な循環農法の確立は必要不可欠だと思います。土壌微生物たちと心を通わせあう農法、いよいよ腰を据えて取り組んでいきます。
下の写真はセスパニア