スサの邑

畑の様子、明日葉の驚異的な魅力や食物繊維のこと、腸内細菌などの微生物や自然環境のことなど様々なことを発信していきます。

あしたば通信12月号

2024年12月13日 | 明日葉通信

あしたば悠々俱楽部通信 12月号 NO,54

街中にキラキラとイルミネーションが灯る12月がやってきました。今年ももうあと少しですね。今年は元日の地震から始まりました。皆様にとってはどんな一年だったでしょうか。2024年ラストの通信は新商品「和風スープの具」の発売をお知らせします。今年も一年「スサの邑」「ザ・食物繊維」をご愛顧いただき誠にありがとうございました。来年も皆様の腸内細菌叢の健やかなバランスを願い、食物繊維を積極的に摂っていただけるようにスタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞよろしくおねがいいたします。

 

たっぷり10品目の「和風スープの具」発売スタートです☆

  

( 個包装6個入り¥1600)

先月号でもお伝えした通り、12月から新商品「和風スープの具」の発売を開始しています。ぜひ一度お買い上げいただいて「和風スープの具」がどんなものかお試しください。

「レンコン・ゴボウ・人参・かぼちゃ・小松菜・しいたけ・えのき・しめじ・わかめ・昆布」食物繊維に特化したこれら10品目を食べやすい大きさに切り、丁寧に乾燥させています。

お水や出汁と一緒に鍋に入れ、沸騰後5分ほど煮てお味噌などで調味してください。乾燥野菜の凝縮したうまみと香り、多種多様な食物繊維を一度にいただける贅沢なごちそうスープの出来上がりです。

なんとしても10品目を一度に味わってほしいと個包装にこだわりました。一袋で2~4人前のスープが作れます。もちろんご自宅の食材も足してもらっても構いませんし、お味噌汁に限らず工夫次第でいろいろな活用法があるかと思います。温かいお蕎麦に入れても美味しいとのこと、私も今後いろんな活用法を試してみます。皆様のアレンジ方法また教えていただけたら嬉しいです。

乾燥野菜ですので、パパっとお鍋にいれるだけ。手間も下ごしらえも生ごみも出ないので、お忙しい方、一人暮らしの方へのプレゼントにもいかがでしょうか。ご自宅の保存食材としてもひとつ常備しておくと、何かと心強いですよ☆

皆様のご注文お待ちしております!

 

じぃじ畑ばなし

11月3日

久しぶりに畑に行ったら、小豆を植えている畔ぎわあたりがイノシシに掘り返されていました。違いなくイノシシの仕業です。イノシシは植物食が基本ですが、夏から秋にかけては昆虫の幼虫などを探して畔や法面を掘り返すことがあるようです。収穫時期の小豆は今のところは食べられていないようですが、かなり株が傷んでいます。さすがにガッカリしながらも、「勉強させてもらっています。ありがとう!」の心でいきますよ!

11月14日

今日は竹チップの搬入で、朝からN地に行ってきました。朝の畑は気持ちいいですね。竹チップは竹林の整備で出る廃棄物ですが、鶏小屋に敷いて、鶏糞としっかり混ざったら畑の有機物マルチ&肥料にします。家に置き場がないので、畑に置いてシートをかぶせておきます。

鶏は毎日14個前後の卵を産んでくれています。遺伝子組み換えの輸入トウモロコシを使いたくなくて、近所の農業法人で分けてもらう屑米と米ヌカがメインのエサです。(魚粉や乾燥オカラやカキ殻や昆布の粉末なども混ぜています。草や野菜くずなどの青物も)トウモロコシを使わないので黄身の色がやや薄く、市販の卵とはちょっと違っていますね。食べきれないのであちらこちらに配っています。今のところご近所の迷惑にもなっていないようでホッとしています。

11月15日

今日は午後からBさんが来て、タマネギ苗の植え付けを手伝ってくれます。9月に種を蒔いたタマネギの苗はまだちょっと細いのですが、まあ活着してくれると思います。5~600本ぐらい植える予定です。タマネギを植え終えたら、今年の植え付け作業はほぼ終わりになります。畑の方はなかなかしんどい1年でしたが、主な作業が終わると思えばやはりホッとします。


あしたば通信11月号

2024年12月13日 | 明日葉通信

あしたば悠々俱楽部通信 11月号 NO,53

すっかり秋の空、朝晩の冷え込みにあの猛暑さえ懐かしく思う季節となりました。皆様、秋の味覚は堪能されましたか?私は丹波篠山の黒枝豆を毎日のようにたっぷり食べることができて大満足でした。今月号はスサの邑から新商品のご案内があります。発売日はもうすこし先ですが、発売の際にはぜひお手に取ってくださいね。

<スサの邑の新商品「和風スープの具」12月発売予定!!>

スサの邑の新商品「和風スープの具」とはどんなものでしょうか?

それは、野菜・きのこ・海藻をひとつひとつ食べやすい大きさに切り分けて、それぞれじっくり丁寧に乾燥させた、乾燥具材ミックスです。お味噌汁などを作る際に水と一緒にお鍋にいれて戻すと、うまみがぎっしり凝縮された栄養と食物繊維たっぷりのスープのできあがり。

今販売中の「食物繊維スープ」は具材がミックスパウダーの美味しいポタージュスープですが、「和風スープの具」は具材の歯ごたえや、具材ひとつひとつのおいしさも味わっていただける商品になっています。

「和風スープの具」に入っている具材は

れんこん・ゴボウ・にんじん・かぼちゃ・小松菜・しいたけ・えのき・しめじ・わかめ・昆布の10種類です。

10種類の具材がたっぷり入ったお味噌汁、それだけでごちそうスープですよね。個包装で商品化することを考えていますので、毎回開封仕立ての10種類の具材をきっちり摂ることができます。もちろんさらにご自宅にある食材をプラスしても良いですし、味噌汁に限らずいろんな活用法があるのではないか、と私もまだまだこれから研究していきます。

野菜やきのこの乾燥は、スサの邑でじっくり手仕事。追々、スサの邑じいじの畑から季節の野菜をたっぷり収穫できた際には、商品の具材にも変化があるかもしれません。

12月から本格販売できるように商品化に向けて鋭意開発中ですので、通信やスサの邑のホームページをぜひチェックしていてくださいね。

 

じぃじ畑ばなし

★畑は今年は散々で、この時期は黒枝豆ぐらいしか収穫できませんでした。黒枝豆は、無農薬で、草の中で育ったわりにはカメムシの被害は少なかったようで、たくさん採れました。

★サツマイモは、私のポカでつるボケして、芋があまり入っていない状態です。サツマイモは窒素肥料が多いと、ツルばかりはびこって芋が入りません。それは常識なのですが、うっかりして油粕を撒いた畝にサツマイモの苗を植え付けてしまいました。そういうミスをするということは、よほど余裕がなかったのだろうと思います。

★O地には、大根や小松菜やコカブ、秋ジャガ、人参、ほうれん草を作付けしているのですが、猛暑の中でようやく発芽したと思ったら、ダイコンサルハムシが大発生して、アブラナ科の小松菜やコカブやダイコンは大被害を受けてしまいました。数日でほぼ全滅です。去年は奇跡のようにダイコンサルハムシが全く発生しなかったのに、今年は今までで最高レベルです。

★秋ジャガは、9月初旬に植えて、霜が降りる頃に掘るのですが、今年の9月は暑すぎて、植えた種芋が腐ってしまいました。

★O地は来年の春に返還するつもりなのですが、有終の美とは真逆の状態になってしまいました。あたふたバタバタしないで無条件の祝福と感謝の心でやり直します。

 

 

 

 


明日葉通信10月号

2024年12月13日 | 明日葉通信

あしたば悠々俱楽部通信 10月号NO.52

新米の季節がやってきましたね!皆様のお口に新米は届きましたか?8月9月はお米が手に入らなくて困った方もいらっしゃったのではないでしょうか。当たり前のことほど失うかもしれないと思うと戸惑うもので、当たり前なことが当たり前であることに感謝し、その当たり前が続いてくれる努力を怠ってはいけないと、私も改めて気づく機会となりました。あらゆる生産者さんへの敬意も込めて、新米を美味しくいただきたいと思います。

腸内に潜む「隠れた臓器」・・・腸内マイクロバイオータの働きとは!?

9月20日に配信された「現代ビジネス」から興味深い記事はあったので、皆様にご紹介しますね。

タイトルにある「腸内マイクロバイオータ」とは何のことでしょうか。それは、腸内に存在する細菌、ウイルス、真菌など微生物の集団のことだそうです。腸内に棲みつく微生物の集団は一般的に「腸内フローラ」とよばれていて、それを専門家の間で「腸内常在微生物叢=腸内マイクロバイオータ」と呼ぶそうです。

ヒトの大腸には、500~1000種類、約40兆個もの腸内マイクロバイオータが存在すると考えられています。体内の細胞数は約37兆個だそうなので、ほぼ同じ数の腸内マイクロバイオータが消化管の中に存在していることになります。

さて、その40兆個もの腸内マイクロバイオータの驚くべき働きとは何でしょうか。それは、私たち自身が消化・吸収できない様々な物質(食物繊維や油脂など)を分解できる、ということです。しかも分解するだけでなく、短鎖脂肪酸などを産生することができるのだそうです。腸内マイクロバイオータの中には、ビタミンB類やビタミンKなどを産生するもの、セロトニンやアミノ酪酸(GABA)を産生するものも存在します。

このように腸内マイクロバイオータは、私たちヒト自身が体内で産生できない物質を作り出せるので「隠れた臓器」とも呼ばれています。

腸と脳が情報を送りあって影響しあっている「脳腸相関」というメカニズムに加え、腸内マイクロバイオータの働きも今後さらに注目されていくかもしれません。

 

じぃじ畑ばなし

9月20日

それにしても暑いです。篠山は梅雨明け以降、3回ぐらいしか雨が降っていなくて、しかも雨量も多くなくて畑はカラカラ状態です。それでも草は元気で伸び続けるので、草刈り作業も続けています。夏場は草マルチしてもあまり草を抑える効果はないですね。

キャベツやブロッコリーや白菜の定植はかなりできましたが、灌水が大変です。100リットルのタンク2個に井戸水を溜めて畑に運び、充電式のポンプを使って水やりするのですが、すぐに乾いてしまうので一日ごとに水やり作業です。水やりに時間を取られて他の作業がなかなか進みません。道は険しくとも喜びの中でもうひと頑張りして、土壌微生物たちと心を通いあわせあう農法を確立します。

9月21日

不耕起ではダイコンやニンジンなどの根菜類の栽培をしにくいので、今年はO地を耕耘して作付けしています。8月20日に人参の種を蒔いたのですが、あまりの暑さで水やりをせっせとしてもすぐ乾いてしまい、発芽率がイマイチです。ニンジンは「発芽させれば七分作」と言われるぐらい、発芽が揃いにくい作物です。

そのあと、9月に入ってダイコンなどの種を蒔きました。9月4日に秋ジャガイモを植え付けました。畝が余っているので、菜っ葉類やコカブなどの種を蒔いていきます。9月4日に畝立てをしたところに、全く草が生えていないのです。この季節は一雨降るとすぐに畝の前面に草がびっしり生えるのですが、おそらく8月下旬から全く雨が降っていないのだと思います。ちょっと不思議な光景でびっくりしました。

9月22日

篠山も今日の午前中は一雨降ってくれました。ずいぶん涼しくなって、今の外気温が24℃ぐらいですから、昨日までよりも10℃ぐらい低いです。畑の土も水分を含んだはずなので、明日からは植え付け後に一度だけ灌水すれば活着してくれると思います。

地震の復興も進まない中での大雨被害にあっている能登地方の皆さんのことをえば、雨を喜ぶことに不謹慎さも感じますが、全てにおいて調和的バランスが回復することを願います。