尾白川下流域の氷（２）

尾白川下流域の氷（２）

ルート：尾白川下流域の氷
　　　　12日　ガンガの沢、岩間ルンゼ
　　　　13日　刃渡り沢
日時：1月12・13日
メンバー：12日 I原、Dr. こば、U山
　　　　　  13日 Mar、nami、Ktoさん、Dr. こば、U山

今シーズンはなぜか4名の会員がバイルを新調ないしは新規購入し、ちょっとした氷ブーム？の当会である。そんな中、2日間にわたって尾白川下流域の氷で遊んできました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（続きは　「続きを読む」　をクリック）

12日　

この日についてはすでにI原さんがブログをアップ済なので、以下はその他情報。

 

年末にnamiさん達が林道途中の車止めで引き返したという一件があり、それならばと今回試しに駒ケ岳神社から歩いてみたところ、矢立岩の駐車場まで所要時間は約40分であった。

 

ここまでなら個人的には許容範囲ぎりぎりのところだが、その先、錦滝までがいつになく遠く感じられ、結論としてはよほどの理由が無い限り使いたくないアプローチである。

 

後で車止めから歩いてきたパーティーに聞いたら、30分ぐらいで着いたとのことだったので明日はそちらを使うことにする。

 

この日は我々以外は3パーティーほどの静かな1日で、通行止めのせいかな？と思ったが、それは勘違いであることが翌日判明した。

 

I原さんと別れた後は岩間ルンゼのF1で遊び、日の高いうちに下山開始。





＜Dr.こば at 岩間ルンゼ＞

 

ところが、登山道を下り始めて間もなくしたら、落ち葉のせいで道が判然としなくなりそのうち完全に道を失ってしまった。

仕方がないので斜面をトラバースして林道に戻り、そこから林道を下り始めたら、なぜか再び登山道に合流。日がすっかり落ちたのでヘッデンを点け、今度は慎重に道を見極めながらゆっくり下って無事駐車場に帰着。ではまた明日と解散する。

 

13日

昨日に引き続き白州の道の駅に集合。
昨日とは打って変わって周りに山屋やアイスクライマーが大勢たむろしている。

 

5名が2台に分乗し、林道半ばの車止めを目指すが、行けども行けども現れず、予想よりはるか上まで上がってようやく行き止まりとなった。ここまで上がればかなり楽ができそうだ。

 

車もすでに5台以上駐車してあって本日は例年並みの混雑ぶり（昨日はなぜあんなに空いていたのだろう？）。

 

我々の駐車スペースは昨日辿った登山道のすぐ脇にあって”これなら近道できる！駐車場まで30分かからないはず。頑張ろう！”と登り始めたら、ものの5分もしないうちに矢立岩の駐車場に到着。

どうやら、林道半ばにあると思い込んでいた車止めは駐車場からコーナー一つまわったすぐ下にあって（昨年の駐車スペースとほとんど同じ）、昨日のパーティーが言っていた30分というのは車止めから錦滝までの所要時間のことだったようだ。

年末に引き返したnamiさんも、昨日駒ケ岳神社から歩いた我々も、とんだバカを見たわけである。

さて、本日目的の刃渡り沢までは、かなり遠かった。

地図もろくろく見ないまま、岩間ルンゼの先を少し歩けば着くだろうとタカをくくっていたが、

まさかトンネルを3つもくぐるなんて・・・。

 

アプローチからは対岸に刃渡り沢の全貌が見わたせて、下部のナメ滝、双翼の滝、上の大滝ともよく氷っていそうに見える。

林道終点からフックスにつかまりながら尾白川に下り、氷結部分を渡って一登りすれば下部のナメ滝に到着。

＜渡渉点＞

ここから2パーティーに別れてロープをつけ、下部のナメ滝を2Pでぬける。

 

 

＜下部のナメ滝＞

その上、双翼の

滝は発達がいまいちで、右側はシャワーが落ちている。左側は下までつながっているが下部でスクリューを決められそうもなかったのでここは無理せず右岸から巻く。

＜双翼の滝＞

その上、上部の大滝には昨日ガンガの沢で会ったパーティーが取り付いていた。

この滝の傾斜は我々の手には余るので、ここは迷わず左の滝へ。 

 

＜右が大滝　我々は左へ＞

 

 

 

皆一通り登ったところで本日は終了。

右岸通しに下り、再び対岸へ登りかえして林道を戻る。

 

Ktoさんから、自分（U山）と行く山はヘッデン行動の確率が高いと言われたが、この日も林道途中からヘッデン行動になり昨日分も含めてその確率をさらに高めてしまった。

 

車止め帰着は18:00。

日帰りとしては長

めの行動でしたが皆さん楽しめましたでしょうか?

おつかれさまでした。