2015年1月2日~4日
メンバー:nami、I原
この正月はnamiさんと池山吊尾根から北岳を目指しましたが、強風により撤退となりました。
1/2 快晴
夜叉神峠のゲートを6時にスタート。林道を1時間ちょっとで鷲住山の登山道へ入ると、直ぐにピークを超え、今度は野呂川まで400mを一気に下ります。吊り橋をわたって、奈良田側の林道をまた30分。3時間半かけてようやく登山口のあるき沢橋に到着です
池山吊尾根の急登とザックの重さは辛かったです。でも、よく踏まれていましたので助かりました。13時過ぎの池山小屋到着までに、すれ違った下山者が6,7組。いずれも元旦に山頂を目指し、風雪でボーコン沢の頭~八本歯の頭で撤退したとのこと。今日は3組くらいが上を目指しているのではとのことでした。
小屋から先は、元旦の降雪がかなりあったようですが、今日ついたと思われるトレースでここも助かりました。15時過ぎ、2300m手前くらいに適地を見つけて幕営。稜線の風音はなかなかでしたが、幕営地は全く影響なく快適。
食事はいつもnamiさんに任せっぱなし、、、(^_^;)
たまにはということで、この夜は久々にI原がおでんを担ぎあげました。お酒も進んで20時就寝。
1/3 快晴
この日も6時スタート。昨夜の降雪は薄っすらで、引き続きトレースをたどって進みます。城峰を超えてコルからの登り返しでご来光。このあたりから樹林帯の中でも、強い風を感じることがちらほら。
2500mを過ぎて2人組、単独の下山者と立て続けにスレ違いました。どちらも昨日登頂できたとのこと。ここでわかんをデポしてアイゼンを付けました。砂払いを通過すると風をもろに受けるようになりますが、寒気が上がっていたので体温を奪われるような厳しさがなく。また、突風の間隔が結構空くので、楽に歩けることも多かったです。「これくらいならまだまだ行こう」とnamiさんに声をかけながら進みました。
ボーコン沢の頭にたどり着くと、北岳をはっきりと視認。主稜線の雪煙はかなりのものでしたが、それよりも目先の八本歯の頭までの緩やかな稜線が問題です。ここを突破できれば、その後は主稜線までなんとかなると考えていましたが、風が突き抜けると、すさまじい雪煙が舞います。「だめだな・・」と内心思いました。
どこまでいけるかと思いつつ、ゆるやかな下りを進みましたが、そこから10分もたたなかったかと。何度目かの耐風姿勢の最中、地吹雪を顔にモロに受けたところで気合負け。撤退となりました。
昼過ぎには幕営地まで戻り、一休みしてからテント撤収。吊尾根を陽のある内に下りきって林道で幕営。この夜はnamiさんの鶏団子鍋、いつもながら美味しく頂き、お酒も全部片付け、早めの就寝。
1/4 高曇り
6時半に出発。鷲住山への登り返しはそれなりに元気に登れました。でも、最後の林道では気が抜けたのか、肩・腰・足とあちこちに疲労を感じながら、、、夜叉神の駐車場まで戻り、無事終了。