諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

雑魚川外川沢

2019年07月23日 | 沢登り
山行日:2019/7/13~14
参加者:O石、nami、I原

奥志賀 雑魚川外川沢へ行ってきました。
2日目は終日雨も覚悟の計画でしたので、幕営地より上に不安のないこのルートになりましたが、行動中はほとんど降られず良かったです。釣果もあり焚き火も楽しめました。

<外川沢の滑滝>

岩菅山の登山口に1台車をデポして、雑魚川林道へ。下降点の記憶が曖昧で通り過ぎてしまい、引き返してようやく目印の看板を見つけました。
スタートは8時半、小雨が降り出してしまい撤退も考えつつあるき始めます。ただ、この雨もすぐに上がり、幕営地までまずまずの天候で遡行できました。

歩き出しから小一時間で入渓点。装備を整え入渓です。
きれいな釜やトロを難なくこなして取水塔を超えて1本。その先の10m滝は今回も左岸から巻きます。二俣を右へ、7m滝は残置ロープを頼りに右岸巻き。




この先から穴明沢出会いまでがこの沢のハイライト、渓相がガラッと変わります。きれいなナメ滝や釜、滝は全てフリーで登れるので快適に遡行できます。




そして平けたナメの末端、2段滝の大釜で今宵の肴を求めて釣りタイム。前回40cm級の大物を釣り上げた実績ポイントです。今回も小一時間で尺超え2尾を含む計4尾を釣り上げました。


2段滝の上の滑滝は圧巻です。はじめての二人は歓喜の声を上げますが、2度目の自分もやはりここは別格だなと改めて思いました。


なめが終わり穴明沢出会いで本流を分けると沢は狭まります。
前回ひと目で幕営適地とわかった左岸の平坦地は、ボサで全く印象が違っていましたが、草を刈ればやはり一等地でした。この日は14時過ぎに行動を終了。
タープ張りと巻集めを分担して、雨避けのブルーシート屋根も追加。連日の雨で着火にはかなり苦労しましたが、なんとか火も安定してようやく宴開始。


幸い天気はお開きとなる21時まで持ってくれたので、沢の夜を十分堪能しました。

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寝始めるとすぐにしっかりとした雨となり、強弱の変化はあれ夜通し降り続けました。朝の焚き火は諦めタープ下で準備。雨は弱くなっているので、上がるのを少し待ちましたが、6時に諦めて片付けを開始。6時半行動開始。
ただ、行動しているとほとんど気にならない程度の雨でしたし、その雨すら、歩き始めるとほとんど上がってしまったので、この日も降られたという印象はなかったです。

昨日とは異なり、すでに源頭の雰囲気のなか、1時間強で3段40m滝。前回は雪渓があり左に逃げたためトラバースでロープを出しましたが、今回は水流左をフリーで登れました。


大滝上の二俣を右、今回は雪はまったくなく沢を詰めます。2000mを過ぎて根曲竹の猛烈な藪こぎへ突入。結局今回も40分超でようやく稜線に出れました。。。雨上がりの藪こぎで全身ぐっしょりです。


その後は一般道で裏岩菅、岩菅山を超え、13:45に岩菅山登山口へ下山しました。


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