諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

1月例会山行 広河原沢アイスクライミング

2016年01月22日 | 八ヶ岳 沢・アイス
日時:2016.1.16-17
ルート:16日/クリスマスルンゼ、 17日/広河原沢右俣、ポストクリスマスルンゼ
メンバー:日帰り/U山、岩ひばり嬢、 1泊/I原、I間、O石(試)

1月の例会山行は、広河原沢方面へアイスクライミングに行ってきました。




16日(土) 
舟山十字路に集合すると雪は無く、駐車場はすでにいっぱいな状態ase2
路肩に停めて出発。


歩き始めると、1月も中旬だと言うのに林道に雪は無し。
林道の終点辺りから、徐々に雪はついているものの、数センチ程度。
中央稜取付きを過ぎ、さらに奥の平地にテント設営。
準備を整え、クリスマスルンゼへ。


リーダーI原さんの読み通り、今年はアイスの当たり年。
雪がほとんど降っていないので、見事というしかない「氷の回廊」を小一時間ほど楽しむことができました。




クリスマスルンゼに到着。
駐車場の状況を考えると、かなりの混雑を予想していたが、結局この日のクリスマスルンゼには我々のみ。(その他、武藤返しの滝に8人パーティーのみ)
通常、クリスマスルンゼの下部は雪に覆われているそうですが、今年は剝き出しの状態。

早速U山さんとI原さんが、それぞれ左右に別れリード開始。
程よい傾斜の滝を、右・中央・左と各自3本ずつ登り、この日は終了。





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17日(日)
2日目は、I原・O石・I間の3人で、広河原沢右俣へ。
予定を多少変更して、右俣は無理に南稜まで抜けず、面白そうな所まで登り、一旦引き返して、ポストクリスマスルンゼを登る事に・・・

広河原沢右俣


出だしから、氷の状態は良く、程よい傾斜の小滝の連続で飽きさせない。


フリーで小滝を次々と登り、6mCSの先の分岐を左に進み、6~7mほどの垂直の滝で、折り返す事にしました。


せっかくなので・・・I間が左岸から巻き、トップロープを掛け、各自2本ずつ登りました。


1回の懸垂を交え、あとはクライムダウンでクリスマスルンゼまで下降。
その頃には、昨日会った8人パーティーが、クリスマスルンゼに取付いており、昨日とはうって変わって賑やかでした。
ここで小休憩を取り、その後は昨日偵察しておいた、ポストクリスマスルンゼへ。



ポストクリスマスルンゼ
1P目、I原さんリードで順調にロープを伸ばす。


50mいっぱいで、1P目終了。


続いて、O石→I間の順で続く。


2P目、I間リード。
終始、氷の状態は良い。


余裕の登りのO石さん。


2Pで終了。
下りは、アバラコフ(V字スレッド)で下降支点を構築。
I原さんのレクチャーを受け、大変いい勉強になりました。


懸垂にて下降。


その後、テントを撤収して、舟山十字路へ下山しました。



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今回、U山さん、I原さん、O石さんが使用していた、「SHOWA 防寒テムレス」。
クリスマスルンゼで会ったパーティーの方達も、みなさん使っていました。
浸透性があって蒸れない、ゴムが柔らかい、中綿が暖かい、フィット感が良い、価格が安い・・・と、いいとこ尽くめの様です。(欠点は、カラビナに引っかかり易いそうです。)

アイスクライマーに定番化しつつある、防寒テムレス。
ラッセル等でも、かなり使えそうです。
ぜひ、試してみたいものです。







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