諏訪山岳会公式ブログ

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阿弥陀中央稜

2016年03月06日 | 八ヶ岳 歩き・雪山
阿弥陀中央稜

2月28日 晴れ   参加者:S原、岩ひばり、I間、F見、O石、T嬢

ここ何年か、この時期に新しい人向けにワカンでのラッセル訓練を阿弥陀中央稜で企画し、今年も新しい人向けに同様の企画をしました。 過去2回は深雪ラッセルで樹林帯で時間切れとなったのですが、今年は打って変わっての寡雪、参加者に用意してもらったワカンは全く使わず、順調にトレースできてしまい拍子抜けでした。それでも多人数の参加で楽しい山行となりました。

 <中央稜上部にて>

舟山十字路までは雪もなく、順調に入る。7時に全員集合し出発。

林道をだべりながら歩き、林道終点から半分凍った雪道を行くが滑るので途中でアイゼンをつけ、二又へ。


<凍りついた道を行く>

トレースが右・左ともあるが、今回は雪も少なそうなので右又途中からの夏道を使うことにする。30分ほど右又を行き、テープ表示のたくさんある場所から支尾根の夏道に入るがトレースは無し。6人で交代しながらくるぶし位のラッセルを交え、赤布を頼りに急な尾根を折り返しながら登る。雪は少ないものの、トレースをつける訓練にはなるか、と尾根を行くと左又からと思われるトレースと合流。 今回の目的である訓練の位置づけはここで消滅、あとは中央稜のトレース、ということで登高を続ける。

 

 

樹林の切れ目から、普段目にしない角度からの阿弥陀岳の岩稜帯が望まれ、なかなか恰好が良い。前2回、到達できなかった第1岩峰に10時頃あっさりと至り、基部を右から巻き、続く第2岩峰は左から巻くが、雪が少ないので夏道が容易に判別できる状態。

 
<第1岩峰を巻く> <第2岩峰を巻く>

2岩峰の先はクラストした急な尾根の登りとなるが、空も青く気持ちの良いところ。やがて御小屋尾根と合流、摩利支天の岩場を越え阿弥陀の頂上に11時半には到着。見ると赤岳の稜線や文三郎道にはたくさんの登山者がおり、主稜にも何パーティーか取りついているのが見えた。

 

 

下山は御小屋尾根を使い舟山十字路に戻る。御小屋山の下まで、凍結した道が滑るため、アイゼンをつけたまま下ったが、実は今回はアイゼン歩行訓練、であったか?と思い直した一日だった。



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