中国武漢が発生源となる新型コロナウィルスが猛烈に拡散し始めている。中国は一党支配の独裁国家だから情報統制や規制が凄まじい。こういう国で新種の目に見えないウィルスが発生、拡散するとほんとうに怖い。
正確な情報伝達や適切な初期対応が拡散や被害を小さいものにする。が、今回もそういう最善の対応はとれなかったみたいだ。さあ、どうなるのだろう。日本でも7〜8人の方が発症してしまった。これでおさまるとは到底思えない。
昨日、急な一泊入院からの帰り道、浅草下車して、身体にやさしく美味しいラーメンを求めた。このお店がすぐ浮かんだ。2年ほど前に初訪問して2度目の訪問である。
ここも前回の東京竹末とコンセプトが似ていてザ和風の中華そば。上品な淡麗薄口味でいい仕事を施されたラーメン。2017、2018、2019と3年続けてTOKYOラーメン百名店に選出されている。
浅草駅より銀座線の田原町駅が近い。11時半過ぎに到着するとすでに8名くらいの行列待ち。30分近く待たされて帰る頃の12時20分くらいは20人近い行列に。平日でも浅草一のさすがの人気店である。
前回も醤油、今回も醤油、麺が2通りから選べて前回は中太ちぢれ麺、今回は細麺でオーダーする。7席しかない店内はこじんまりとしているが、50前後の和食職人風の店主とその奥さんと見られる夫婦2人で切り盛りしている。
店主の旦那が麺の湯切り、そのやり方が独特で面白い。凄く麺を丁寧に気持ちを込めている。盛り付けもとても繊細で丁寧である。こういう姿見るとラーメンを味わう前からこの料理は間違えないと期待できる。
箸とレンゲ置きと和食頂く時よく見るお盆が初めからセットされている。食べる前から和の気配りを感じる。
味はやはり繊細でやや柔らかめの麺にスープ出汁がよく絡んで香味油少なく上品な和食の味わいである。やはりここのラーメンを選んで大正解だった。
2年前くらいの初訪問では、薄口の味わいに少し物足りなさを感じたのが、今回はお腹が空っぽに近くて飢えていたからか、鷄と魚介系、野菜系の繊細な出汁が身にしみて感じられた。
よく手入れされたレンコンが小さいが一切れ添えてあった。ラーメンの食材としては珍しい。はじめての経験だ。ネギの切り方、添え方も大変味わい深い。
やはりここの醤油ラーメンは他店にない唯一無二の和を感じる。私の中では、トップランクにしたい醤油ラーメンである。
ご馳走さまでした。
心の底から満足できるラーメンでした。同じお店のラーメンでもこちらの心構えや身体の状況が異なるとこれほど味の感受性も異なるのかと、また一つ美味しさの発見をした気分だった。
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