にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

SNS上の匿名について

2020-09-30 19:02:00 | 日常

 SNS(ネット)上では、ある種の共同体志向が芽生えている部分もあれば、まったく無責任な私的コメントが散在する部分もある。

 そこで、何らかの共同体を作り出したいと思ってる人は、おのずと言葉づかいが丁寧になる。そういう場でも、いきなり見ず知らずの人に罵倒を投げかけてくるような輩もいる。

 そういう人は、「オレは好きなときに、好きなところに唾を吐く権利を主張する。それが言論の自由というものだ」と言い張る。

 でも彼らは、実際には自由な言論の行き交う場を立ち上げる気なんかない。自分の言論にはうるさく主張するが、他人の言論の自由には全く配慮する気がない。

 みんなが公共的に使ってる井戸に平気で唾を吐きかけておいて、「みんなが好きなだけ唾を吐けばいい」と思ってる。きれいに使うという配慮がなく、場に対する敬意もない。

 他人の家に平気で土足で上がるような人は、やはり「公共」ということがわかっていないのだと思う。

 ネット上で、匿名に隠れて他人を罵倒するというのは、いわば「物陰に隠れてそこから石を投げる」ようなふるまいである。

 そのような匿名者にとって最優先のことは、「自分が誰だか特定されない」ことであり、自分の生身を公共の場に晒したくないことである。

 それほどまでに「傷つきやすい自分」を大事にしているとも言える。言い換えれば、そこまで自分にしがみついて自分だけに固執している。

 匿名というのは「我執」ということである。責任を取ることのできない妄言を吐き散らし、どんなことがあっても生身の自分は手つかずのまま温存したいという見苦しさがある。










 
 だから、いろいろなSNSが開発されてきた。それは匿名による攻撃性をどこかで防ぎ止めて、固有名をもった人同士の共同体形成になるように、ネット上の言論の自由の場を確保したいという願いが開発者たちにあったからだろうと思う。

 どうすればネット上に公共的な空間を立ち上げられるか?

 どうやって我執や自己愛から生まれる攻撃性を抑制できるか?

 これからあとも、もっと完成度の高いSNSが開発されるだろうと思う。








神田らーめん『わいず』@東京都千代田区内神田

2020-09-28 17:24:00 | ラーメン探索

 やっと秋らしい晴れ間になった。午後からお休みが取れたので、日本橋からゆっくりと歩いて神田まで。月曜日で三越は定休日だけれど室町のランチ客で溢れていた。

 学生時代の友人で野村証券の証券マンとして少しばかり名を上げた奴とバブル期(30年くらい前)に日本橋の寿司店で再会した。

 彼は四国の西条という田舎町の出身で大阪勤務からスタートした。野村証券の東京本社に出張したから会おうと連絡が入って、彼が指定してきた寿司店で会食した。

 好きなネタをカウンター越しの板前さんにオーダーして食べる。これほど贅沢三昧した寿司は最初で最後だった。

 その寿司屋がどこだったのか突然思い出して探してみたがわからなかった。平成の30年間で街はかなり生まれ変わった。













 東京で食べられる横浜家系ラーメンの中で1番おいしいと思う。あくまでも私が食べた中での主観である。

 豚骨、鶏ガラでスープに粘土出るまでしっかり煮込んで出汁を摂る。そこに熟成醤油をたっぷり使ったスープである。濃口であるが塩っぱくなくパンチあるスープは相当コクあって美味しい。

 麺を固めでオーダーしてちょうどよかった。具のチャーシューも素晴らしい出来具合だ。海苔が5枚もついている。ライス頼む方が多いのもうなずける。













 ご馳走さまでした。
自然に美味しいと思えるものをお腹一杯食べられるのは、身体にいいのだと思う。ここで食べるたびに未だ食べたことのない横浜「吉村家総本店」を思い出してしまう。待っててください。






『室壱羅麺』東京都中央区日本橋

2020-09-27 14:50:00 | ラーメン探索

 平日のお昼、日本橋から神田まで歩いて「わいず」に行こうとしたら、雨がポツリ☂️急遽変更してお腹一杯美味しく食べられるここに。

 コロナ感染が下げ止まりですか、いや止まるどころか先週の4連休からの人の動き見てると、また増えますね。

 











 もやしラーメン大盛りをオーダー。見た目は二郎系に見えるが、全然そうではなくて醤油系でもない不思議な美味しいラーメンだ。

 白く曇ってるのは湯気。とても熱くてもやしがシャキシャキ、味も薄まっていなくて美味しい。

 花椒の使い方が絶妙で後味に微かに残る程度がちょうどいい。チャーシューは細かくサイコロ状に切ってある。











 もやしラーメンにライスをオーダーするビジネスマンもいた。このラーメンにはもやしをおかずに白米がバッチリ合うと思う。

 醤油と味噌の中間くらいのスープでこれはなかなかの作品だ。麺もこの前の「吉左右」に似ていて、平打ち麺でとても美味しい。

 ご馳走さまでした。予定変更したがとても満足いくラーメンでした。




レコード盤からストリーミングの音楽時代

2020-09-26 20:53:00 | 日常

 LP盤やドーナツ盤が懐かしい。針を落として聴くというのは平成の初期の頃まで。レコード盤に溝が掘ってあり、その溝の左右にLとR(LeftとRight)の音の波長を再生するさらに細かい溝がある。

 ダイヤモンド💎が針の先端に加工されているレコード針がその溝を通過すると、溝の左右から様々な音の波長を拾ってアナログ信号に変換する。その信号をアンプが音の信号を増大させてスピーカーに送る。

 今から考えてもアナログ信号から聴く音楽は人類の凄い発明で、録音再生する原理は発明者エジソンの蓄音機と全く同じで100年ちょっと続いたことになる。

 2000年前後からデジタル信号が幕開けて、今や目に見えない無数の電波が空気中を飛び交っている時代になった。その電波から必要なデジタル信号をキャッチして音楽を再生、聴くのがストリーミング再生である。

 正確には、デジタル信号をダウンロード(録音)して再生するのとストリーミングは異なる。ストリーミングはデジタル信号を録音するのではなくて、電波から瞬時に同時再生している。












 
 あいみょんがストリーミング再生1億回を突破した日本人初のアーティストらしい。彼女は高校卒業後からYouTubeに自作の音楽を公開して、それが音楽プロデューサーの目に留まり発掘された。

 この7月上旬、日比谷野音で無観客の弾き語りLIVE2020「風とリボン」をストリーミングLIVE放送したら、最大同時視聴者が13万人で、翌日までに総視聴者数が57万人を突破したそうだ。

 日本武道館での音楽コンサートが一晩で1万何千人という規模である。ある意味、コンサートで生の音を聴くのはアナログ配信である。アナログにはやはりアナログの良さがある。

 同じLIVEでも、生の目の前にいるアーティストの声を聴き、そのアーティストとの反応ややり取りを共有できるのはライブならではの素晴らしさだと思う。

 LIVEストリーミング配信は、アーティストから一方的なものであるが、デジタル信号で生の音が聴けるというのは、ファンにとっては嬉しいライブ擬似体験なのだろう。

 YouTube、Twitter、streaming配信といろんなところにあいみょんの弾き語りやおしゃべりが存在する。今まで自分が体験したことのない音楽の表現方法がある。

 年甲斐もなく、これからのあいみょんをもうしばらく追っかけていこう。







らーめん『吉左右』(きっそう)@東京都江東区木場

2020-09-25 18:06:00 | ラーメン探索

 4年以上振りの吉左右に昨日13時過ぎ到着。昔は20人くらいの大行列だったが、今回は10人と半分でいけた。コロナ禍の影響を受けていない人気店だ。

 ここは昔かららーめんとつけめんの2種類しか置いていない。ご飯ものもサイドメニューもない。ラーメンに徹した気持ちのいいお店。

 40代前半(間違っていたらごめんなさい)のご夫婦2人で全てを切り盛りしている。ご主人の落ち着きのある気合い入った「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」がとても気持ちいい。

 心がこもった良い挨拶というのは、こういうものだというお手本のようだ。料理の味がどうこうの前に、まず接客のもてなしが奥さんの声かけからもよく伝わってくる。

 こんなに待たせて申し訳ございませんと1人1人の客にさりげなく声かけする。食べ終わって帰る時も、こちらの顔と目を見てありがとうございましたと出口まで送り出してくれる。













 麺もスープも具材もほんとうに非の打ちどころがないバランスいいらーめんだ。まず、麺が立っている。太くはないがこしがありもちっとして最後まで伸びていない美味しい麺だ。

 スープはもっといい。豚骨、鶏ガラ、魚介系が均等にまろやかに融合して深いコクとさわやかな重厚感ある。塩分は軽めで出汁がバランスよい濃い味に仕上がっている。

 チャーシューも私が理想とする厚みある柔らかいお肉だ。











 確か水、金、日と週3定休日で、夜営業なし。11時半から15時までと昼のみ3時間半限定。東西線の木場駅から少し歩くしアクセスはあまりよくない。

 にもかかわらず、接客と味の一流さで行列の絶えない人気が続いている。若いカップルからおやじ、おばさん世代まで幅広い層だ。

 門前仲町の「こうかいぼう」といろんな面でよく似たラーメン屋だと思う。どちらも混んでいなければ毎週食べたいラーメンだ。

 ご馳走さまでした。また来ます。