昨日の午前中、仕事の合間にこっそりとスマホでNBAの開幕ゲーム「ワシントンウィザーズ」八村塁デビュー戦を覗き見した。
久しぶりにどうにもワクワクが止まらない。学生時代からバスケ🏀を追っかけ、90年代はMJ(マイケルジョーダン)にはまり熱狂的な楽しみを享受させてもらった。
まさか日本で生まれ育った青年がNBAドラフトで1巡目指名を受けて、この年の開幕戦にスターティング5に名を連ねるとは。今でも信じられない、私の中では凄い出来事に遭遇してる。
社会人になって30年以上仕事に携わり、たくさんの人と関わった。人間は基本的にすごく頭のいい生き物、それでも脳に潜んでいる能力はほとんどの人がその数%しか発掘していないのではと思う。
一緒に仕事して人に質の高いものを生み出してほしいと思ったら、その人のいいところを探し出して、「これいいですね」、「ここが最高です」と伝えたほうがいいに決まってる。
批判されたら落ち込む、褒められたらやる気になる。子供も大人も人間は同じ。そして、経験的にわかったのは、人にほんとうに才能を発揮してほしいと思ったら、その人のこれまでの業績に評価を下したり批判するのではなくて、これから作り出すかもしれない期待を抱くほうがいいということ。
才能はしばしば、「あなたには才能がある」という熱い期待のまなざしに触れたことがきっかけになって開花する。才能はそこに「ある」というよりは、そこで「生まれる」。
八村塁が中学から初めてバスケして、たまたま巡り合った中学、高校、大学での指導者達が、たくさん褒めてくれて、その気にさせてくれて、八村は才能を開花して信じられないスピードで伸びていった。
教育の世界もクリエイターの世界でも同じようなことが成り立つ。才能を見い出す、育てるとはそういうことが早道だとつくづく実感する。
いっぱい褒めて、楽しく成長させてあげる。