春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

音楽担当はチェン・ユー・ユーだが、この本邦公開版のテーマ曲作曲者は謎?🎧️🎶

2022-03-10 11:10:36 | 音楽
『金瓶梅』(1974年 香港)
監督:リー・ハンシャン
音楽:チェン・ユー・ユー
出演:ピーター・ヤン、フー・チン、ティン・ニー、チャン・ピン、ティン・ティン、ディーン・セキ、ジャッキー・チェン、ワン・ユーほか


えー、すまんが今回は紹介したいテーマ曲がYouTubeにはない。申し訳ない

ざっと映画についてであるが、中国四大奇書のひとつ、中国エロス文学『金瓶梅』を題材にした映画でな、主人公が女性を利用してのし上がっていく姿を描いている

1974年で、まだポルノ映画の公開にあたっては、日本はまだ何かと厳しかったんだねえ。公開された映画館も少なかったし、『エマニエル夫人』あたりでやっとこさだったんでのう

で、音楽はチェン・ユー・ユーが担当。あまり知らない人だが、B面の「武則天のテーマ」(モノラル)は、フィルム起こしのSEのような地味な音楽。どうもこちらがチェン・ユー・ユーが書いたものだろうな。そしてA面の「金瓶梅のテーマ」は、ゆっくりテンポのディスコ調の曲で、こちらはとても聞き心地よいオリエンタルな音楽。盤面をよくよく見ると、作者はチェン・ユー・ユーではなくY.Koyamaとあり、邦人の音楽家のペンによることが明らかだった。で、あれこれ該当する音楽家を検索したところ、当初純音楽作曲者で音楽学者の小山和彦氏かなと思ったのだが、よくよく調べてみると、小山氏の生年月日が1964年、つまり俺よりも若いところをみると、幾らなんでもまだ音大生の小山和彦とは、やはり当てはまらないんだねえ。よってこの曲の作者については迷宮入りですなあ、残念だぜ!クーッ!!

YouTube、同じ『金瓶梅』でも、この1974年版とは違うが、なかなか生々しい描写もあって面白いので、貼り付けることにしたよん(*^^*)
しかし、blog主宰者としては謎の邦人音楽家による「金瓶梅のテーマ」を貼り付けてみたかったぞな!グーッ!!

梅も間もなく終わりですなあ(=^ェ^=)♪




ではね、またよろしく😉👍️🎶


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2 コメント

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Unknown (ボルナ)
2022-03-16 21:23:17
独自に作曲・演奏・収録・発売してしまうのですからある意味贅沢な話ですね。レコードの制作ってCDよりずっと高くつくハズなので、ここまでやって採算が取れたのかは謎です、というか。オリジナルの音源は映画の制作元にあるハズなのになぜそれを提供しなかったのかも気になります。

とこのでこの映像、なぜ葬送行進曲なのかはもっと謎ですね(笑) このような映像なら個人的にはペレス・プラード楽団の「セレソ・ローサ」か陽気な行進曲を当てたいところです(笑)
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Unknown (春さん)
2022-03-20 17:19:56
当初、このドーナツ盤を手にしてターンテーブルに乗せて針を置いて再生してみたら、何とも官能的な緩やかディスコサウンド健在と思ったものでした。
あの時、FMで流れたのと同じだと思いましたが、「武則天のテーマ」を聞いてみたら、まるで違う!
早速、レーベルの作曲者を老眼鏡をかけて見たところ、「金瓶梅のテーマ」はY. Koyamaとあり、「武則天のテーマ」は無記名でした。恐らくこの時点で判る事があまりにも限られ、改めてレコードの説明を読んでみたところ、キャストやスタッフには触れておらず、ひたすら『金瓶梅』についてだけしか書かれておらず、日本ビクター音楽産業も困ったなあと、苦肉の策だったのでしょう(笑)
まあ、今回は該当する動画がなかったために、この『葬送行進曲』をBGMに使った動画で濁しましたが、確かにペレス・ペラードの『セレソ・ローサ』の方が、よりエロティックに演出出来ただろうと思います。『葬送行進曲』では、センス悪いです(苦笑)!
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