「続・夜の大捜査線」(1970年 アメリカ合衆国)
こんにちは。相変わらずご無沙汰しながらのブログ更新です。お元気でお過ごしでしたでしょうか?
監督:ゴードン・ダグラス
音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:シドニー・ポワチエ、マーティン・ランドー、バラ・マクネア、アンソニー・ザーブ、ジェフ・コリーほか
こんにちは。相変わらずご無沙汰しながらのブログ更新です。お元気でお過ごしでしたでしょうか?
今日はクインシー・ジョーンズを取り上げたいと思います。
クインシー・ジョーンズは1933年イリノイ州シカゴ出身で、少年時代はトランペットを学び、後にワシントン州ヘ転居し、そこで盲目のピアノ・プレイヤーのレイ・チャールズと出会って、ともにバンド活動を始めました。そして1951年バークレー音楽大学を卒業後に、トランペット・プレイヤーとしてライオネル・ハンプトンの楽団に参加。1957年にはパリへ渡り、作曲・音楽理論を学んでます。私生活では1991年にドイツ人の美人女優のナスターシャ・キンスキーと結婚し、1995年に離婚しております。
1965年にシドニー・ルメット監督の「質屋」で、念願だった映画音楽の仕事を始め、その後「歩け走るな」「夜の大捜査線」「冷血」「マッケンナの黄金」「ジョンとメリー」など数々のサウンドトラックを手がけてます。
「続・夜の大捜査線」は、前作のノーマン・ジェイソン監督から、ゴードン・ダグラスにバトンタッチし、音楽の方は引き続きクインシー・ジョーンズが担当しております。
それでは、「続・夜の大捜査線」のオリジナル・サウンドトラックからお聞きください。前作とはまた違う、よりクインシー・ジョーンズらしい音楽のつけ方です。
いかがでしたでしょうか?前作ではこのシリーズの設定にあわせカントリーとブルージーな曲もありましたが、こちらは1970年代初頭のジョーンズのトレードマークのようなるファンクな音楽に仕上がってます。
これから暑い盛りとはなりますが、皆さまにおかれましても、熱中症などにご注意されてよい夏をお過ごしください。それでは、またこのブログでお会いしましょう。
前作ほど多彩な曲調ではないとはいえ、単調になっていないのも助かります。特に「Soul Flower」はファンクと他の風味複数が幸福に融合しているのが聞かせてくれます。
前作はレイ・チャールズの歌う主題歌や、劇中曲「真夜中のバラード」「木綿のカーテン」などのナンバーがスクリーンの中でちりばめられて、サントラ自体も贅沢さが出てましたね(レイ・チャールズの主題歌がそのように感じさせるのかもしれませんね)。
続作はいくらか地味ですがファンキーな感じは前作以上で、音楽面でも躍動感が伝わります。
真夜中のアメリカで犯罪とクールに格闘するシドニー・ポワチエの姿が見え隠れする、なかなか楽しいサントラですね。